2月29日(月)~3月3日(木)までの4日間、国立天文台三鷹キャンパスで、総研大・国立天文台スプリングスクールが開校されました。
平成23年から始まったスプリングスクール。6回目を迎えた今回は、全国30大学から52名の参加者が集まりました。
最先端の研究者を講師陣として、太陽物理学、電波天文学、光赤外線天文学、理論天文学、装置開発の5つの天文学講義を4日間にわたって受講していただきました。
国立天文台長による開校の挨拶。自身の学生時代の経験から参加者の皆さんへアドバイス。
太陽物理学入門ということで太陽物理についての基礎を学びました。
2時間の講義では足りないくらいのボリュームでしたが面白かったという感想が多数ありました。
この分野に興味のある方が多く、質疑応答も活発に行われました。
大学の授業で学んだことを生かした講義内容でした。
大学で学んだ時は理解できなかった内容が、この講義で理解できた、という声も。
英語の講義に苦戦された方も。
英語での講義は初めての試みだったので、実施側にも反省すべき点がありました。今後よりわかりやすい講義になるよう工夫していきたいと思います。
2日目には施設見学として、4D2Uと先端技術センター(ATC)の見学を実施しました。
開発現場で開発者の生の解説を聞くことができ、貴重な体験となったようです。人数の都合上、1班あたりの見学時間45分となっておりましたが、もっと時間をかけて見たかった、という感想が多く聞かれました。
その後、総研大生による懇親会も催され、教員、総研大生とともに歓談を楽しみました。
天文学に興味のある同世代が一堂に集まり、ともに過ごした4日間。講義から得られた知識、切磋琢磨できる仲間との出会い、教員や先輩からのアドバイス。そんなスプリングスクールでの経験が、皆さんの今後の学び・研究に少しでも役立てば幸いです。