2025年度天文科学コース入試ガイダンスを開催

講演の様子

講演の様子:「アルマ、VLBI、EHTで探る活動銀河核」(永井 洋 准教授)

2025年4月26日(土)、天文科学コースの入試ガイダンスが開催されました。

前年度と同様にオンサイト、オンラインどちらにも対応するハイブリッド形式で開催しました。対面のほうが学生や教員の雰囲気が伝わりやすいと思われますが、遠方に住む学生にとってはオンラインのほうが気軽に参加できるという側面もあり、両方の利点を取り入れる形で開催しています。当日は三鷹キャンパスにて23名、オンラインから16名、合計39名が参加しました。

午前中には4名の講師によって太陽コロナから、星・惑星系の形成、超巨大ブラックホール、そしてすばる望遠鏡に搭載される装置の開発まで、様々な分野の最先端の研究・開発とその成果が紹介されました。参加者は天文科学コースで実際に行われている研究や開発を垣間見て、志望研究室や入学後の研究分野を考える良い機会になったことでしょう。

午後はいよいよメインの入試ガイダンスです。天文科学コースの詳しい紹介と、受験生最大の関心事、入学試験についてコース長が講演しました。入学試験問題の出題意図や過去の問題の傾向、勉強法などが紹介され、受験生にとっては非常に参考になったと思われます。その後、現役の総研大生からリアルな院生生活について紹介する講演があり、続いて、院生や教員と懇談をする時間が用意されました。終了時間が過ぎても立ち去りがたい様子の参加者もいるほどの盛り上がりでした。懇談会と並行して先端技術センターの見学会と、すばる望遠鏡のリモート観測室の見学会があり、普段は見ることができない開発と観測の現場を案内してもらうことができました。

多くの方々のご協力のおかげで、大きなトラブルなく無事に開催できたと思います。本ガイダンスに参加された学生の皆さんと国立天文台で共に研究できる日が来ることを心待ちにしています。

中西康一郎(総合研究大学院大学 先端学術院 天文科学コース)
滝脇知也(総合研究大学院大学 先端学術院 天文科学コース)

個別面談①

懇談会の様子:個別面談①

個別面談②

懇談会の様子:個別面談②