2015.7.13-7.19

7月13日(月)13:30~15:00  太陽系小天体セミナー   南棟2階会議室
Jul 13 Mon   Solar System Minor Body Seminar   Conference Room, South Bldg.2F

7月15日(水)10:30~12:00  総研大コロキウム   中央棟(北)1F講義室
Jul 15 Wed   SOKENDAI colloquium         Lecture Room

7月15日(水)14:10~15:10  理論コロキウム   コスモス会館 会議室
Jul 15 Wed   DTA Colloquium            Conference Room, Cosmos Lodge

7月15日(水)15:00~16:00  国立天文台野辺山談話会   野辺山観測所本館 輪講室
Jul 15 Wed   Nobeyama NAOJ Seminar       Seminar Room, Main building, NRO

7月17日(金)16:00~17:00  国立天文台談話会   大セミナー室
Jul 17 Fri   NAOJ Seminar          Large Seminar Room

詳細は以下をご覧下さい。

7月13日(月)

キャンパス
三鷹
セミナー名
太陽系小天体セミナー
臨時・定例の別
定例
日時
7月13日(月曜日)13時30分~15時
場所
南棟2階会議室
講演者
塚田健
講演者
Daniel Kastinen
所属
Luleå University of Technology
タイトル
Meteor statistics and Celestial Dynamics
Abstract
Research to develop new methods and ideas for solving the problem of classifying meteoroids and performing simulations of the solar system and meteoroid ejections to improve observation based conclusions. Focusing on the D-criterion and other similarity function, how to develop new criterions and how to determine their properties.
Also to investigate the impact of time evolution on these criterions.
連絡先
 名前:渡部潤一
備考
テレビ会議またはスカイプによる参加も可

7月15日(水)

Campus
Mitaka
Seminar Name
SOKENDAI colloquium
Regular/Irregular
Regular
Date
10:30-12:00,07/15, 2015
Place
Lecture Room
Speaker
Tadafumi Matsuno
Affiliation
M1, SOKENDAI, Mitaka(supervisor: Wako Aoki)
Title
Detailed analyses of Lithium abundances in ultra metal-poor stars
Organizer
Name : Tsuguru Ryu
Comment
TV conference system is available connecting from Nobeyama, Hawaii,Mizusawa, and Okayama.

7月15日(水)

キャンパス
三鷹
セミナー名
理論コロキウム
臨時・定例の別
 定例
日時
 7月15日(水曜日) 14時10分~15時10分
場所
 コスモス会館会議室
講演者
 簑島 敬
所属
海洋研究開発機構
タイトル
ブラソフシミュレーションのためのマルチモーメント移流法
Abstract
無衝突プラズマや重力多体系の支配方程式は、無衝突ボルツマン方程式(ブラソフ方程式)である。これらの第一原理計算手法として、個々の粒子の運動方程式をラグランジュ的に追跡する粒子シミュレーションが広く用いられている。粒子シミュレーションは、アルゴリズムがシンプルでロバスト、限られた計算機資源でも実行できるといった、数値計算において極めて好ましい性質を持つ強力な手法である。一方で、粒子シミュレーション固有の弱点を解消すべく、ブラソフ方程式を6次元位相空間上で直接離散化してオイラー的に解くブラソフシミュレーションも提案され、特に静電プラズマや自己重力系などのブラソフ-ポアソン系において成功を収めている。しかしながら、本研究の対象としている宇宙プラズマは大抵磁場を帯びている。磁化プラズマのブラソフ-マクスウェルシミュレーション研究は、技術的困難などの理由から、未だ発展途上の分野である。本発表では、ブラソフシミュレーション技術と、特にブラソフ-マクスウェルシミュレーションにおける難点について紹介し、それを解消すべく我々が開発を続けている数値計算手法(マルチモーメント移流法)と、本手法を用いた磁化プラズマのブラソフシミュレーションについて紹介する。
連絡先
 名前: 銭谷 誠司

7月15日(水)

キャンパス
野辺山
セミナー名
国立天文台野辺山 談話会
臨時・定例の別
定例
日時
7月15日(水曜日) 15:00 ~16:00
場所
野辺山宇宙電波観測所 本館 輪講室
講演者
藤田真司 氏
所属
筑波大学
タイトル
NROレガシー銀河面サーベイプロジェクト:W51領域
Abstract
銀河系内の大部分の星は集団的に形成されたものである。さらに中小質量星とは異なり、大質量星は孤立的に形成されることはなく、巨大分子雲(GMC)中で集団的にのみ形成されることが知られている。したがってGMC中での集団的星形成の過程を理解することは、大質量星形成および銀河全体に渡る星形成を知る上で重要である。しかしながら形成直後の星団は、分子雲に埋もれており可視光等で確認できない、距離が遠く細かく観測できない、といった問題などからいまだ明らかになっていないことが多い。
我々は、FOREST受信機を用いた銀河面の高分解能かつ3輝線同時観測(12CO(J=1-0), 13CO(J=1-0), C18O(J=1-0))を行っている。その中でW51はl=~49°のSagitarius armのtangencial pointに位置するGMC複合体であり、銀河系の中で最も活発な大質量星形成領域の一つである。この領域は、今もなお活発に星形成が進むW51Aと以前活発であったW51Bの主に2つに分けられ、またそれらを横切るHigh Velocity Stream(HVS)と呼ばれる細長い(~68 km/s, ~10 pc × ~100 pc)コンポーネントが特徴的である。本講演では昨シーズンと今シーズンで取得したデータを紹介し、他輝線での先行研究との比較や今後の方針について議論する予定である。
連絡先
 名前:西村淳
備考
テレビ参加可

7月17日(金)

キャンパス
三鷹
セミナー名
国立天文台談話会
臨時・定例の別
定例
日時
7月17日 (金) 16:00-17:00
場所
大セミナー室
講演者
本原 顕太郎
所属
東京大学天文センター
タイトル
「地上Paα撮像で探る銀河形成」   
Abstract
 大規模な星形成活動を行っている、所謂スターバースト銀河での星形成領域の空間分布は、その銀河で星形成がどのように引き起こされ、どのように進化してきたのかを示す重要な指標となる。しかしながら、このような星形成領域はスターバースト自身に由来する強いダスト吸収で隠されており、その観測は最も星形成をダイレクトにトレースし、観測が容易な水素再結合輝線である可視域のHαなどのバルマー系列(n=2への遷移)輝線では困難である。
 これに対しパッシェン系列(n=3への遷移)のPaα輝線は1.875μmにあるため、ダスト吸収はHαの1/6と非常に小さく、その強度はHαの1/8と赤外域で最も強い。しかしながら、この波長は地球大気の、とくに水蒸気の吸収が強く、これまで衛星以外での観測はほとんど行われてこなかった。
 そこで我々は、チリ・アタカマの標高5640mのチャナントール山山頂に設置したminiTAO 1m望遠鏡と近赤外線カメラANIRを用い、2009年より近傍のスターバースト銀河のPaα撮像観測を進めてきた。現在、38天体のPaα輝線画像を得ることができており(Tateuchi et al. 2015)、さらにその解析を進める中で、星形成領域の空間分布と母銀河のバルジの性質の間に相関があることが明らかになってきた(Tateuchi, PhD Thesis)。
 本講演では、miniTAO望遠鏡の建設から始まった我々のこれまでのPaα観測研究と、それから明らかになりつつある銀河のバルジ形成への示唆を紹介する。
連絡先
名前:白崎 裕治

以上

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