2011.7.4-7.10

7月4日(月) 13:30~15:00 太陽系小天体セミナー  南棟2階会議室
July 4 Mon Solar System Minor Body Seminar, Conference Room, 2F South Bldg

7月6日(水) 16:00~17:00 Galaxy Workshop Subaru 第一会議室
July 6 Wed First Conference Room, Conference Bldg

7月6日(水) 14:00~ 理論コロキウム      コスモス会館会議室
July 6 Wed Colloquim (Theoretical Astronomy) Conference Room, Cosmos Lodge

7月7日(木) 13:30~14:30 高エネルギーセミナー 中央棟(南)3階セミナー室
July 7 Thur High Energy Seminar Seminar Room, 3F Main Bldg (South)

7月8日(金) 15:00~16:00 VLBIコロキウム 中央棟(南)2階VLBIセミナー室
July 8 Fri VLBI Colloquium, VLBI Seminar Room, 2F Main Bldg (South)

7月8日(金) 16:00~17:00 国立天文台談話会      すばる棟大セミナー室
July 8 Fri NAOJ Seminar Large Seminar Room, Subaru Bldg

詳細は以下をご覧ください。

7月4日(月)

キャンパス
三鷹
セミナー名
太陽系小天体セミナー
臨時・定例の別
定例
日時
7月4日(月)13:30~15:00
場所
南棟2階会議室
講演者
荒井朋子
所属
千葉工業大学惑星探査研究センター
内容
フェートンに関する研究の紹介
連絡先
名前:渡部潤一
備考
テレビ参加可
Campus
Mitaka
Seminar
Solar System Minor Body Seminar
Regular/Irregular
Regular
Date
July 4th 13:30~15:00
Place
the Conference Room of South Building (2F), NAOJ
Speaker
Tomoko Arai
Affiliation
Planetary Exploration Research Center (PERC),
Chiba Institute of Technology
Contents
introducion of her study on phaethon
Facilitator
 Name:Jun-ichi Watanabe
Comment
・welcome to participate via TV conference system

7月6日(水)

キャンパス
三鷹
セミナー名
理論コロキウム
臨時・定例の別
定例
日時
7月6日(水曜日)14時~
場所
コスモス会館会議室
講演者
松本 洋介 氏
所属
国立天文台/千葉大
タイトル
地球磁気圏グローバルMHDシミュレーション
Abstract
1980年代より始まった、太陽風ー地球磁気圏相互作用の電磁流体(MHD)モデリ
ングは、近年の地球まわりの宇宙空間利用と相まって、宇宙電磁場環境を理解
する上でますますそのニーズが強まっている。
これまでのグローバルMHDシミュ
レーションは、大局的な構造形成や対流現象を再現することで、プラズマの輸
送過程が理解されていた。
近年では、モデルの高精度化が進み、MHD波動や渦
乱流がプラズマ粒子加速・輸送に果たす役割について理解しようとする試みが
始まっている。
本発表では、磁気圏グローバルMHDシミュレーションの歴史・
現状、最近の高精度化されたMHDモデルで目指す物理と、それに対応した衛星
ミッションについて紹介する。
連絡先
名前:山崎 大
キャンパス
三鷹
セミナー名
Galaxy Workshop Subaru
臨時・定例の別
定例
日時
7月6日(水)16時~17時
場所
第一会議室
講演者
富田 賢吾
所属
総研大 / 国立天文台 理論研究部
タイトル
“In search of first cores — the missing link in star formation”
ファーストコアを探して — 星形成過程のミッシングリンク
Abstract
ファーストコアは星形成過程の初期に形成される、おもに水素分子からなる
過渡的な準平衡天体である。
この天体の寿命は3000年程度と短いが、星周円
盤形成、連星形成、双極分子流の駆動など様々な現象の舞台であり、星形成
を理解する上でキーとなる重要な天体である。
ファーストコアは暗く短寿命
なためLarson (1969)で理論的に予言されて以来観測されていない言わばミッ
シングリンクであるが、近年候補天体が複数報告されており(Chen et al.,
2010, Enoch et al. 2010, Kawabe et al. in prep.)、ALMAで理論が直接検
証できると期待されている。
我々は来るべきALMAでの観測に向けて、理論・観測の両面から準備を進めて
いる。
理論面では世界的にも先駆的な輻射磁気流体シミュレーションを行う
ことで現実的な理論モデルを構築し(Tomida et al. 2010a)、それに基づいて
連続波のSpectral Energy DistributionやVisibility Amplitude分布、COや
CS等の分子輝線の強度分布といった直接観測可能な性質を予測している
(Tomida et al. 2010b, Tomisaka \& Tomida 2011)。
一方観測的にはALMAで
の観測に活用するために候補天体について多波長での観測を行うことで可能
な限り詳細な情報を引き出すと同時に、既存の観測装置を用いてサーベイを
行うことで更なる候補天体の発見を目指している。
本講演ではファーストコアの(主に理論的な)研究の現状と、ALMAの初期科
学運用から更に将来の観測に向けた戦略について紹介する。
連絡先
名前:須田拓馬
備考
テレビ参加不可

7月7日(木)

キャンパス
三鷹
セミナー名
高エネルギーセミナー
臨時・定例の別
定例
日時
7月7日(木曜日)13時30分 ~ 14時30分
場所
中央棟(南)3階セミナー室
講演者
野沢貴也 氏
所属
東京大学 数物連携宇宙研究機構
タイトル
超新星爆発は星間ダストの主要な供給源か?
Abstract
近年の観測は、宇宙初期に大量のダストの存在を確認しており、
星間ダストの進化は銀河形成史を考察する上で緊切な課題と
なっている。
本講演では、星間ダストの供給源の一つとして考え
られている超新星爆発時でのダストの形成・放出過程を計算し、
星間空間に供給されるダストのサイズや量が、II-P型、IIb型など
超新星のタイプによってどのように依存するかについて報告する。
また、近傍の超新星・超新星残骸の観測からのダスト形成量の
見積もりに伴う問題点を指摘するとともに、爆発後10年から100年
ほど経った超新星の赤外線観測からダスト形成量に制約を与える
という新しい観測的研究についても報告する。
そして、星間ダスト
の供給源としての超新星の役割を解明する上で、次世代の赤外
線天文衛星SPICAが決定的な役割を果たすことを示す。
本講演
ではまた、Ia型超新星でのダスト形成可能性についても言及する。
連絡先
名前:祖谷元

 

7月8日(金)

キャンパス
三鷹
セミナー名
VLBIコロキウム
臨時・定例の別
定例 (毎週金曜日の下記の時間)
日時
7月8日(金曜日)15時 ~ 16時
場所
中央棟(南)2階VLBIセミナー室
講演者
Mareki Honma
所属
国立天文台 水沢VLBI観測所
タイトル
Milky Way Galaxy : from the Galaxy scale structure to the central BH

アブストラクト
I will talk about my recent works related with the Milky Way Galaxy.
The main topic in this talk will be the Galaxy structure traced with recent VLBI astrometry, with focus on the determinations of the fundamental parameters of the Milky Way. I will also introduce recent topics related to sub-mm VLBI, a project to directly image the super-massive black hole at the center of MWG.
連絡先
名前: 坂井伸行(秋山和徳)
備考
テレビ参加:可能
キャンパス
三鷹
セミナー名
国立天文台談話会
臨時・定例の別
定例
日時
7月8日(金曜日)16時~17時
場所
大セミナー室
講演者
田村元秀
所属
国立天文台・太陽系外惑星探査プロジェクト室
タイトル
写せ、巨大系外惑星。探せ、第二の地球。
Abstract
1995年の発見をきっかけに、太陽以外の恒星の周りに既に約500個以
上もの惑星が見つかっている。
これらは「系外惑星」と呼ばれ、現代天文学の最
重要研究課題のひとつとなっている。
系外惑星は遠方にあるため直接に画像に写
すことは非常に難しい。
そこで、間接的に観測する方法が最初に成功した。しか
し、間接法は惑星からの光を直接検出するわけではなく、また、観測的なバイア
スもある。
いっぽう「撮像観測」は直接に惑星を捉え、いったん発見されれば、
そのあと、惑星の質量・温度・大気などさまざまな物理的情報を直接に得ること
ができる。
そのため、すばる望遠鏡ではSEEDSと呼ばれる系外惑星やその誕生現
場を観測するプロジェクトが進んでいる。
本講演ではまずこのような系外惑星の
直接観測について紹介する。
 地球型惑星については、現在、米のケプラー衛星は大気揺らぎの無い超高精度
トランジット観測を実現し、その統計に迫りつつある。
いっぽう、すばる望遠鏡
ではドップラー法を赤外線波長に展開し、軽い恒星のまわりの地球型惑星を検出
し、生命の議論にまで至ることを目指している。
さらに、将来の地上30メートル
望遠鏡TMTによって、地球型惑星を最初に直接観測し、そこに生命の兆候を探る
ことも可能になると期待している。
これらの地球型惑星を目指すプロジェクトと
戦略についても紹介する。
連絡先
名前:浮田信治

 

Campus
Mitaka
Seminar
NAOJ Seminar
Regular/Irregular
Regular
Date
2011 July 8
Place
Large Seminar Room
Speaker
Motohide TAMURA
Affiliation
NAOJ, ESP Project Office
Title
“Direct Imaging of Extra-Solar Giant Planets and Search for Other Earths”
Facilitator
Name: Nobuharu UKITA