5月6日(金曜日)15:00~16:00 VLBIコロキウム 南研2階VLBIセミナー室 VLBI Colloquium VLBI Seminar Room, NAOJ
5月9日(月曜日)13:30~15:00 太陽系小天体セミナー 南棟2階会議室 Solar System Minor Body Seminar the Conference Room of South Building (2F), NAOJ
5月11日(水曜日)14:00~ 理論コロキウム コスモス会館会議室 Theoritical Division Colloquium Cosmos Seminar Room,Mitaka
5月12日(木曜日)13時30分 ~ 14時30分 高エネルギーセミナー 中央棟(南)3階セミナー室 High Energy Seminar South Bldg Seminar Room(3F)
5月13日(金曜日)16:00~17:00 国立天文台談話会 場所:大セミナー室 Dan-wa-kai Seminar Large Room
5月6日(金)
- キャンパス
- 三鷹
- セミナー名
- VLBIコロキウム
- 臨時・定例の別
- 定例 (毎週金曜日の下記の時間)
- 日時
- 5月6日(金曜日)15時 ~ 16時
- 場所
- 南研2階VLBIセミナー室
- 講演者
- 坂井伸行
- 所属
- 総研大 D1
- タイトル
- VERAを用いた銀河系回転曲線の構築
- 内容
-
研究目的:
未だ明らかにされていない銀河系の質量分布を観測的に求め、
理論における質量分布モデルと比較する事で、宇宙のもっとも
基礎的な構成単位である銀 河の質量分布を明らかにする。
研究方法:
星形成領域に付随する水メーザー天体50天体の光度変動をVERA
(VLBI Exploration of RadioAstrometry)20m電波望遠鏡を用いて
2008年より単一鏡モニタリングしている。
その中から明るい天体を選別し、2009年10月にVLBI観測を始めてから
現在まで11天体について32回のVLBI観測を行ってきている。
観測で得られる天体までの距離と(固有)運動を用い、その距離に含まれる
力学的質量を求める事が出来る。
研究結果:
現在まで1天体については誤差10%以内で年周視差の観測結果を得る事に成功しており、
他の天体についても観測・解析が現在も同時並行で進められている。
今回の結果は銀河中心距離約9.7 kpcでLSRの回転速度を約10 km/s下回る事
を示し、過去同様の研究結果を支持している(e.g.Sofue et al. 2009, Oh et al. 2010)。
この現象はペルセウスアームと関連していると言われてきているが、
今後観測データが更に蓄積されると、この非円運動について理論モデルとの詳細な比較が可能になる。 - 連絡先
- 名前:秋山和徳 (坂井伸行)
- 備考
- テレビ参加:可能
5月9日(月)
- キャンパス
- 三鷹
- セミナー名
- 太陽系小天体セミナー
- 臨時・定例の別
- 定例
- 日時
- 5月9日(月)13:30~15:00
- 場所
- 南棟2階会議室
- 講演者
- 渡部潤一
- 所属
- 国立天文台天文情報センター
- 内容
- 研究紹介(or論文紹介)
- 世話人の連絡先
-
名前:渡部潤一
- 備考
- テレビ参加可、主に英語で進行
・welcome to participate via TV conference system
・mainly in English
5月11日(月)
- キャンパス
- 三鷹
- セミナー名
- 理論コロキウム
- 臨時・定例の別
- 定例
- 日時
- 5月11日(水曜日)14時~
- 場所
- コスモス会館会議室
- 講演者
- 須山 輝明 氏
- 所属
- 東京大学ビッグバンセンター
- タイトル
- Dark energy from primordial inflationary quantum fluctuations.
- 内容
-
現在の宇宙の加速膨張は、宇宙初期インフレーション中に量子
揺らぎを獲得した非常に小さい質量を持つスカラー場で説明でき
ることを示す。このモデルに基づくと、宇宙初期インフレーションの
エネルギースケールは、TeV領域であることが推定される。また、
超新星、バリオン音響振動、CMBの観測データを使った、この
モデルへの制限結果も紹介する。 - 世話人の連絡先
-
名前:山崎 大
5月12日(木)
- キャンパス
- 三鷹
- セミナー名
- 高エネルギーセミナー
- 臨時・定例の別
- 定例
- 日時
- 5月12日(木曜日)13時30分 ~ 14時30分
- 場所
- 中央棟(南)3階セミナー室
- 講演者
- 澤井秀朋 氏
- 所属
- 東京理科大学
- タイトル
- 強磁場を伴う重力崩壊型超新星
- 内容
- 重力崩壊型超新星の爆発メカニズムは未だに謎であるが、その候補のひとつとして磁場と回転による駆動が古くから提案されていた(磁気超新星)。差動回転に よる磁力線の巻き込みで磁場が増幅され、磁気ストレスによって爆発が引き起こされるというものである。このメカニズムに必要な磁場は、電波パルサーの表面 磁場より数桁強いため、普通の超新星のシナリオとするのは難しい。一方で、1990年代以降そのような強磁場を持つ特異な中性子星(マグネター)がつぎつ ぎと見つかっており、これらが磁気超新星起源である可能性が浮上してきた。本講演では、私が今まで行ってきた磁気超新星の数値的研究について、「マグネ ターの反跳」と「磁気散逸の効果」を中心に話していく。
- 世話人の連絡先
-
名前:祖谷元
5月13日(金)
- キャンパス
- 三鷹
- セミナー名
- 国立天文台談話会
- 臨時・定例の別
- 定例
- 日時
- 5月13日(金曜日)16時~17時
- 場所
- 大セミナー室
- 講演者
- 大栗博司
- 所属
- カリフォルニア工科大学および東京大学数物連携宇宙研究機構
- タイトル
- 重力のホログラフィー
- 内容
- 素粒子物理学の使命は、自然界のすべての現象を支配する基本法則を
発見し、宇宙創成の謎などの我々の存在の根源にかかわる問題に答えることである。
この講演では、素粒子の究極の統一理論の候補である超弦理論の研究の一端を
紹介する。超弦理論は、ホーキングの提示したブラックホールの情報問題を解決し、
その過程で重力理論のホログラフィー原理とよばれる奇妙な性質を明らかにした。
これにより、超弦理論は、素粒子論の枠を超えて、物性物理学などの幅広い問題にも
応用されるようになった。 - 連絡先
- 名前:相馬 充
- 備考