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2011.4.4-4.10

   

4月7日(木) 16:00~17:00 野辺山談話会   野辺山観測所 本館 輪講室
Apr 7 Thu (Nobeyama Dan-wa-kai) Nobeyama, Main Bldg

4月7日(木)

キャンパス
野辺山
セミナー名
国立天文台野辺山 談話会
定例:
日時
 4月7日(木曜日) 16時~17時
場所
野辺山観測所 本館 輪講室
講演者
松村 真司氏
所属
慶應大学
タイトル
銀河系中心領域に発見された特異分子雲の観測的研究
内容
銀河系の中心から半径数百パーセクにわたり広がる銀河系中心分子層(Central Molecular Zone;
CMZ)は、星の強い集中と大量の高温・高密度な星間物質によって特徴づけられる特異な領域であり、これまで中心核活動および爆発的星活動など種々の活動性に迫る貴重な範例を与えてきた。本談話会では、銀河系CMZ
内に発見された二種類の特異分子雲について私が修士論文研究として行った研究を紹介する。
一つ目は、美しい螺旋形状ガス星雲「豚の尻尾(Pigtail) 」分子雲である。45m鏡による多輝線観測の結果、Pigtail
分子雲の分子組成には強い衝撃波通過の痕跡が見られる事、そして根元には2
つの異なる速度を持つ分子雲同士が接触している証拠が見出した。これらの結果をもとに、棒状ポテンシャル中の安定閉軌道群(x1,
x2軌道)の接触領域での特異な磁場構造がPigtail分子雲を形成した、という仮説を提唱する。
もう一つは「高速度コンパクト雲(high-velocity compactclouds; HVCCs)」である。これは、CMZ
全域に多数発見された空間的にコンパクト(直径? 5 pc) でありながら極めて広い速度幅(速度幅? 50 km s?1)
を有する特異分子雲群であり、近接する星団内の超新星爆発との相互作用領域であると考えられる。今回、FITSデータキューブからHVCCs
を無バイアスに同定するアルゴリズムを開発し、約100個のHVCCsを同定した。この結果に基づき、最近107年でのCMZ内での星形成率の評価と、現在のCMZ分子雲の物理状態への影響の定量的な議論を行う。
本談話会においては、上記修士論文の内容に加え、2010年春期から行っているCMZ内のCO
J=1?0輝線のOTFによる全面マッピング観測の最新結果についても紹介する。
世話人の連絡先
名前:小野寺幸子、柴崎清登、高橋茂
E-mail:sonodera_at_nro.nao.ac.jp,shibasaki_at_nro.nao.ac.jp,shigeru_at_nro.nao.ac.jp
内線:4367(高橋)
備考
テレビ参加可

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