2013.6.17-6.23

6月17日(月)13:30~15:00   太陽系小天体セミナー   南棟2F 会議室
Jun 17 Mon Solar System Minor Body Seminar Conference Room, South Bldg. 2F

6月19日(水)10:30~12:00   総研大コロキウム   中央棟(北)1F 講義室
Jun 19 Wed   SOKENDAI Colloquium   Lecture Room

6月19日(水)14:00~15:00   ALMAJセミナー   ALMA棟 1F 会議室
Jun 19 Wed   ALMAJ Seminar   Room 109 1F of ALMA Bldg.

6月19日(水)14:10~15:10   理論コロキウム   コスモス会館会議室
Jun 19 Wed   DTA Colloquium   Conference Room, Cosmos Lodge

6月20日(木)16:00~17:00   野辺山談話会   野辺山観測所 本館 輪講室
Jun 20 Thu   Nobeyama NAOJ Seminar   Seminar Room, Nobeyama

6月21日(金)16:00~17:00   国立天文台談話会   大セミナー室
Jun 21 Fri   NAOJ Seminar   Large Seminar Room, Subaru Bldg. 1F

詳細は以下をご覧下さい。

6月17日(月)

キャンパス
三鷹
セミナー名
太陽系小天体セミナー
臨時・定例の別
定例
日時
6月17日(月)13:30~15:00
場所
南棟2階会議室
講演者
榎本孝之
所属
総研大
タイトル
偏光撮像装置”HOPS”で探る金星上層ヘイズ
連絡先
 名前:渡部潤一
備考
テレビ会議またはスカイプによる参加も可

6月19日(水)

Campus
Mitaka
Seminar Name
SOKENDAI colloquium
Regular/Irregular
Regular
Date
10:30-12:00, June 19, 2013
Place
Lecture Room
Speaker 1
Pan Hsi-An
D2, SOKENDAI, Mitaka(supervisor : Nario Kuno)
Title : TBA
Speaker 2
Oh Daehyeon
D1, SOKENDAI, Mitaka(supervisor : Motohide Tamura)
Title : TBA
Organizer
Name : Ayumu Matsuzawa
TV conference system is available connecting from Nobeyama, Hawaii,
Mizusawa, and Okayama
キャンパス
三鷹
セミナー名
ALMAJ Seminar
臨時・定例の別
定例 (毎週水曜日の下記の時間)
日時
6月19日(水)14:00~15:00
場所
国立天文台 ALMA棟 1F 会議室 (Room 109 1F of ALMA Bldg.)
講演者
Shinya KOMUGI (NAOJ Chile Observatory)
タイトル
Multi-parameterization of the Star Formation Law; Discovery of the Fundamental Plane of the ISM
Abstract
Molecular gas and star formation are known to be related by a power law in galaxies at kpc scales. It has been found recently, however, that this law breaks down at the scale of giant molecular clouds (GMCs), around 100 parsecs. This is thought to occur because at this scale, the individual properties of GMCs such as their evolutionary stage become more important. On the other hand, it is clear that star formation from molecular gas involves many other physical parameters, such as interstellar dust, interstellar radiation field, and dense gas, among other possibilities. In order to explain the complex and time dependent nature of these intertwined parameters, we have attempted a multi-parameter analysis towards various parameters in GMCs in the nearby spiral galaxy, M33, using data from the NRO45m, ASTE telescopes and the literature. Our analysis resulted in confirming that indeed the power law relation between molecular gas and star formation does break down at the GMC scales, but that dust and star formation correlate well, and that including the interstellar radiation field and dense gas results in two well defined planes in 3-D space. If these “fundamental” planes are a general property of galaxies, it has the potential of becoming the crossing point of Galactic and extragalactic studies.
連絡先
 名前:西合一矢
備考
テレビ参加:可能
キャンパス
三鷹
セミナー名
理論コロキウム
臨時・定例の別
定例
日時
6月19日(水)14:10~15:10
場所
コスモス会館会議室
講演者
眞山 聡 氏
所属
総合研究大学院大学
タイトル
 すばる望遠鏡による遷移円盤の赤外線観測
Abstract
遷移円盤は、光学的に厚い原始惑星系円盤から光学的に薄いデブリ円盤へと遷移
している進化段階にある円盤と考えられている。遷移円盤ではダストが外側では
豊富に残りつつも、内側では消失しつつあり、それが円盤内の穴(空洞)として
観測される。穴の形成メカニズムは惑星起因説を含め諸説あるが、未だ解明され
ていない。  我々はSEEDS(すばる望遠鏡系外惑星円盤探査プロジェクト)の一
環で、すばる望遠鏡に赤外線カメラHiCIAOと補償光学AO188を搭載させ、遷移円
盤詳細構造の直接検出を狙い観測を行った。観測の結果、解像度0.07秒角のデー
タが取得され、inner holeを宿した円盤を検出した。本発表では、惑星形成を示
唆する、円盤に検出されたいくつかの非対称構造について議論する。円盤は
inclinationが小さいface-onであったため、今後の理論モデルによる詳細モデリ
ングにも理想的なサンプルと考えている。
連絡先
 名前: 藤本 桂三

6月20日(木)

キャンパス
野辺山
セミナー名
国立天文台野辺山 談話会
臨時・定例の別
定例
日時
6月20日(木)16:00~17:00
場所
野辺山観測所 本館 輪講室
講演者
竹腰達哉
所属
野辺山宇宙電波観測所
タイトル: Detection of an Ultra-bright Submillimeter Galaxy behind the Small Magellanic Cloud
Abstract
サブミリ波銀河は、赤方偏移 2-3の遠方宇宙で、30-40K程度のダストからの熱放
射が卓越する、活発な星形成(100-1000Msun/yr)を伴う銀河種族である。近
年、Herschel宇宙望遠鏡やSouth PoleTelescopeによる大規模サーベイにより、
強い重力レンズ効果によって増光され、非常に明るいサブミリ波銀河種族の発見
が進みつつある。この極めて明るいサブミリ波銀河は、重力レンズによる増光と
拡大の効果によって、最も星形成が活発だった時代の星形成の様子を探る上で最適
な天体といえる。我々は、ASTE望遠鏡に搭載された連続波カメラ、AzTECにより
観測された小マゼラン雲に対するデータ解析により、1.1mmで43mJyと非常に明るい
サブミリ波銀河 MM J01071-7302を発見した。この天体は、
843 MHz 連続波、Spitzer MIPS
24μm、IRAC全バンド、WISE、近赤外線にも点源天体が検出されており、
Herschel/SPIREでも500μm帯で172mJyと非常に明るく検出されている。この天体
の赤方偏移は、複数の銀河のSEDテンプレートに対するフィットにより、1.4-3.9
と見積もられた。また、星形成率は5600-39000Msun/yrに相当し、異常な星形成
活動性を示している。また、UBVバンド天体が近赤外線天体から1.4秒角離れたと
ころに検出されており、レンズ天体の可能性があり、重力レンズにより増光され
たSMGであることが示唆される。今後は赤方偏移と増光率の決定を通して、詳細
な星形成の様子を明らかにする。
連絡先
名前:柴崎清登、廣田晶彦
備考
テレビ参加可

6月21日(金)

キャンパス
三鷹
セミナー名
国立天文台談話会
臨時・定例の別
定例
日時
6月21日(金) 16:00~17:00
場所
大セミナー室
講演者
香取秀俊
所属
東京大学大学院工学系研究科 物理工学専攻
タイトル
「時空のゆがみを見る時計」
Abstract
光格子時計は魔法周波数のアイディアを導入し、高安定な原子時計の
設計指針を与えた。レーザー光の周波数測定や制御技術の成熟とも
相俟って、光格子時計を含む光時計はこの10年余り急速な勢いで精度
向上を遂げている。この結果、現在のSI秒の精度を上回る光時計が
世界中で開発され、秒の再定義の必要性を促している。
18桁の精度を目指して開発が進む光時計は、我々に異次元の時間資源
を提供するだろう。つまり、時計は時間を共有するためのツールから、
時空のゆがみを探るツールへと変貌を遂げる。東大・理研で展開して
いる光格子時計開発の現状を紹介し、相対論的時間の測地応用、物理
定数の恒常性の検証など、高精度原子時計の新たな研究展開を議論す
る端緒としたい。
連絡先
名前:鈴木 竜二

以上