2013.6.10-6.16

6月10日(月)13:30~15:00   太陽系小天体セミナー   南棟2F 会議室
Jun 10 Mon Solar System Minor Body Seminar Conference Room, South Bldg. 2F

6月12日(水)14:10~15:10   理論コロキウム   コスモス会館会議室
Jun 12 Wed   DTA Colloquium   Conference Room, Cosmos Lodge

6月13日(木)15:30~16:30  VLBIコロキウム  中央棟(南)2F VLBIセミナー室
Jun 13 Thu   VLBI Colloquium  VLBI Seminar Room, Main Bldg. (South) 2F

6月14日(金)16:00~17:00   国立天文台談話会   大セミナー室
Jun 14 Fri   NAOJ Seminar   Large Seminar Room

詳細は以下をご覧下さい。

6月10日(月)

キャンパス
三鷹
セミナー名
太陽系小天体セミナー
臨時・定例の別
定例
日時
6月10日(月)13:30~15:00
場所
南棟2階会議室
講演者
藤井大地
所属
平塚市博物館
連絡先
 名前:渡部潤一
備考
テレビ会議またはスカイプによる参加も可

6月12日(水)

キャンパス
三鷹
セミナー名
理論コロキウム
臨時・定例の別
定例
日時
6月12日(水)14:10~15:10
場所
コスモス会館会議室
講演者
田中 周太 氏
所属
東大宇宙線研
タイトル
 パルサー風の粒子数問題と誘導コンプトン散乱
Abstract
パルサーの磁気圏やパルサー風で起こる詳細な物理過程は多くの謎がある。 今
回はその中でも、パルサー風の粒子数問題に注目する。 この問題は、パルサー
磁気圏で生成されると思われている電子陽電子数と パルサー星雲に蓄積された
粒子数が大きく食い違うという問題である。 我々はこの粒子数問題に迫るため
に「誘導コンプトン散乱」という過程について考えた。 パルサーらの電波パル
スは10^25K以上の輝度温度に達し、 誘導過程がコンプトン散乱の散乱係数を大
きく変える。 “電波パルスは、散乱を受けずにパルサー風中を伝搬している”、
という要請のもとで、我々はパルサー風の速度や密度に制限をつけた。
連絡先
 名前: 藤本 桂三

6月13日(木)

キャンパス
三鷹
セミナー名
VLBIコロキウム
臨時・定例の別
定例 (毎週木曜日の下記の時間)
日時
6月13日(木)15:30~16:30
場所
中央棟(南)2階 VLBIセミナー室
講演者
山田 竜平
所属
国立天文台 RISE月探査プロジェクト
タイトル
「What causes the seismic events on the Moon?」
~何が月で地震を引き起こすのか?~
Abstract

(和文)
地震は地球で最も良く観測されている地球物理学現象の一つであり、主にプレートの運動などで地殻、マントルを構成する岩石が破壊される事で発生する。一方、1969-1977年の間に実施されたApolloミッションでの月地震探査より、地球のようなプレート運動の見られない月面においても数多くの地震(月震)イベントが観測された。これまでの研究から月面で観測された自然地震イベントは4種類あり、各々が異なるメカニズムで発生している事が示唆されている。本発表では、これら月地震イベントの発生メカニズムに関しての過去の研究による見解をレビューするとともに、発表者らの月地震発生メカニズム解明に向けてのこれまでのアプローチと最新の成果について報告する予定である。

(英文)
The earthquake is one of most observable geophyiscal events on the Earth. The seismic events on the Earth are mainly caused from fracture of the rocks compose crust or mantle due to the plate motion. On the other hand, we found many lunar seismic events (moonquakes) through Apollo lunar seismic experiments performed from 1969 to 1977, despite any plate motions are not found on the lunar surface. Through past studies, four types of natural seismic events are discoverd from Apollo seismic data, and it is indicated that each seismic type has different occurrence mechanism. In this presentation, I will summarize previous studies about what causes the lunar seismic events, and then describe our approach and recent results to reveal the occurrence mehcanism of the moonquakes.

連絡先
 名前:MIN CHEULHONG
備考
テレビ参加:可能

6月14日(金)

キャンパス
三鷹
セミナー名
国立天文台談話会
臨時・定例の別
定例
日時
6月14日(金) 16:00-17:00
場所
大セミナー室
講演者
大須賀 健
所属
天文シミュレーションプロジェクト
タイトル
「輻射磁気流体シミュレーションで解き明かすブラックホール
降着・噴出流の構造とメカニズム」
Abstract
ブラックホールへのガス降着は、活動銀河核やX線連星といった
高エネルギー現象のエネルギー源と考えられている。また、近年に
なってブラックホールの周囲にジェットや円盤風と呼ばれるガス噴出
現象が起こっていることがわかってきた。このガス噴出は星間ガスや
母銀河の進化にも影響を与える可能性があり、ブラックホールと
銀河の共進化を解き明かす上でも重要視されている。しかしながら、
盛んに研究されてきたにも関わらず降着現象もガスの噴出メカニズム
もよくわかっていないのが現状である。この問題を解決するには輻射
磁気流体力学計算しか手段がない。磁場による角運動量や輻射に
よるエネルギー輸送が降着流の構造に大きな影響を与え、また、
ガス噴出は輻射加速や磁気加速で引き起こされると予想されるから
である。最新の数値シミュレーションで解明されつつあるブラックホール
周囲の降着・噴出流の最新の描像について紹介する。
連絡先
名前:鈴木 竜二

以上