7月13日(火)
- 16:00~17:00 国立天文台談話会 講義室
7月14日(水)
- 14:00~ 理論コロキウム 講義室
- 15:30~16:30 Galaxy Workshop Subaru すばる棟 1F 院生セミナー室
7月15日(木)
- 13:30~14:30 高エネルギーセミナー 中央棟(南)3階セミナー室
7月16日(金)
- 16:00~17:00 Galaxy Workshop Subaru すばる棟 1F 院生セミナー室
- 17:00~18:00 VLBIコロキウム 南研2階VLBIセミナー室
詳細は以下をご覧ください。
7月13日(火)
- キャンパス
- 三鷹
- セミナー名
- 国立天文台談話会
- 定例・臨時の別
- 臨時
- 日時
- 7月13日(火曜日)16時~17時
- 場所
- 講義室
- 講演者
- James S. Ulvestad
- 所属
- National Science Foundation, USA
- タイトル
- The Next Decade of Ground-Based Astronomy in the US
- 世話人の連絡先
- 名前:高橋竜太郎
- 備考
7月14日(水)
- キャンパス
- 三鷹
- セミナー名
- 理論コロキウム
- 定例・臨時の別
- 定例
- 日時
- 7月14日(水曜日)14時~
- 場所
- 講義室
- 講演者
- 祖谷 元
- 所属
- 国立天文台 理論研究部
- タイトル
- 強磁場中性子星の振動と巨大フレア現象
- Abstract
- ソフト・ガンマ・リピーター(SGR)において、これまで巨大フレア現象が3例観測されている。最近、このような巨大フレア現象の減衰過程において、準固有振動(QPO)が発見された。一方で、SGRは強磁場中性子星の有力な候補天体のひとつであることから、巨大フレア現象は強磁場中性子星の振動に起因していると考えられている。そこで、我々は、強磁場中性子星における固有振動を線形解析し、観測されたQPO振動数の理論的な説明の可能性を調べている。本コロキウムでは、最近の我々の解析結果を踏まえながら、問題点や今後の展望を議論したいと思う。
- 世話人の連絡先
- 名前:町田正博
- キャンパス
- 三鷹
- セミナー名
- Galaxy Workshop Subaru
- 定例・臨時の別
- 定例
- 日時
- 7月14日(水)15時半~16時半
- 場所
- すばる棟 1F 院生セミナー室
- 講演者
- 松下 恭子
- 所属
- 東京理科大学
- タイトル
- Observations of metals in hot interstellar and intracluster medium
- Abstract
- We derived radial abundance profiles of O, Mg, Si, S and Fe in the intracluster medium (ICM) of several clusters and groups of galaxies up to $\sim$0.3$r_{180}$ with Suzaku and those of Fe in 28 nearby brightest clusters of galaxies up to 0.3-0.5 $r_{180}$ with XMM. Within 0.05$r_{180}$, Fe abundance scatters from 0.5 to 1 solar. The scatter may be caused by a difference in recent metal supplies with supernovae Ia and stellar mass loss from cD galaxies. In these regions the abundance patterns of O, Mg, Si, S and Fe are close to the solar ratio adopting the new solar abundance defined by Loddars (2003). At 0.1–0.5$r_{180}$, relaxed clusters with a cD galaxy at their X-ray peak have flat Fe abundance profiles at 0.4–0.5 solar, with a small scatter. In these clusters, the ratio of Fe mass in the ICM to the light from galaxies have similar profiles, and increases toward outer regions. In addition, several systems show a hint of enhancement of O/Fe and Mg/Fe ratios. These results indicate that the metal-enrichment process in these clusters would have been universal, and a significant amount of Fe is synthesized at a very early stage in cluster formation.
Suzaku also derived O, Mg, Si and Fe abundances in hot interstellar medium (ISM) in several galaxies. The derived Fe abundances of the ISM in elliptical galaxies are about 0.5–1.0 solar, indicating a low rate of present metal supply into the ICM. To account for Fe mass in the ICM, the past average rate of SNe Ia was much larger. The derived O and Mg abundances are consistent with stellar metallicity which reflects formation histories of these galaxies. The abundance patterns of the hot ISM in spiral galaxies depend on their starburst activities. - 世話人の連絡先
- 名前:小林正和
- 備考
- テレビ参加不可
- キャンパス
- 三鷹
- セミナー名
- 高エネルギーセミナー
- 定例・臨時の別
- 定例
- 日時
- 7月15日(木曜日)13時30分~14時30分
- 場所
- 中央棟(南)3階セミナー室
- 講演者
- 西塚 直人
- 所属
- JAXA/ISAS
- タイトル
- 太陽大気におけるフラクタルリコネクションと粒子加速
- Abstract
- Magnetic field is of most importance in the collapse of rapidly
太陽ひので衛星やその他観測衛星の活躍によって、太陽の磁気活動は非常に活発で、磁気リコネクションもいたる所で発生していることが明らかになってきた。特に磁気リコネクションに伴うプラズモイド噴出や衝撃波の生成は、エネルギー解放や粒子加速にとって重要であると考えられる。また硬X線スペクトルの冪指数の時間変動や間欠的な時間変動は、こうした非定常なエネルギー解放機構に起因している可能性が高い。
今回私は、磁気流体シミュレーションとテスト粒子シミュレーションを行い、磁気リコネクションダイナミクスに伴う粒子加速機構に注目した。太陽の粒子加速を議論する際、現象(フレア)のスケールと粒子スケールとは8桁もの差があり、電磁粒子コードを用いて selfconsistent に解くことは(まだ)できない。今回私は、間欠的に繰り返されるプラズモイド噴出と、磁気ループ上空にできる衝撃波との衝突による粒子加速機構を考察し、観測される硬Ⅹ線スペクトルの冪分布の説明を試みた。
今回のセミナーの講演では、上記内容に加え、最近の太陽における磁気リコネクションや粒子加速観測についても紹介する予定です。さらにX線連星やマグネターフレア、GRBへの応用の可能性についても議論できたらいいなと思っています。 - 世話人の連絡先
- 名前:中村 航
- キャンパス
- 三鷹
- セミナー名
- Galaxy Workshop Subaru
- 定例・臨時の別
- 臨時
- 日時
- 7月16日(金)16時~17時
- 場所
- すばる棟 1F 院生セミナー室
- 講演者
- Chris Packham
- 所属
- University of Florida
- タイトル
- TBD
- Abstract
- TBD
- 世話人の連絡先
- 名前:小林正和
- 備考
- テレビ参加不可
- キャンパス
- 三鷹
- セミナー名
- VLBIコロキウム
- 定例・臨時の別
- 定例
- 日時
- 7月16日(金曜日)17時~18時
- 場所
- 南研2階VLBIセミナー室
- 講演者
- 佐藤眞弓
- 所属
- 水沢VLBI観測所
- タイトル
- VLBAによるW51 Main/Southの年周視差計測
- Abstract
- 我々の銀河系は、渦状腕の本数や正確な位置・運動など、基本的な構造が未解明である。
その原因は、銀河系内天体の正確な距離計測が観測的に困難なことにある。我々の研究テーマは、VLBI電波干渉計の高い位置天文学精度を活かした年周視差・固有運動直接計測によって、銀河系渦状腕に付随する大質量星形成領域の距離と3次元運動を正確に求め、渦状腕の正確な位置や回転速度といった力学構造を明らかにすることである。今回のセミナーでは、銀河系内の有名な大質量星形成領域であるW51 Main/Southにある水メーザー天体の年周視差計測結果を報告する。我々は、米国VLBA望遠鏡を用いて、W51の年周視差を 0.185+/- 0.010 mas、距離にして5.41 (+0.31 / -0.28)kpcと高精度で決定することに成功した。W51は銀河系いて座腕のtangent point付近に位置するため、幾何学的に、銀河系中心までの距離がRo = 8.3 +/- 0.46 (statistical) +/-1.0 (systematic)kpcと求まった。また、水メーザーの固有運動計測結果から領域の3次元運動を求め、W51は銀河系中心のまわりをほぼ円軌道で回っている(特異運動が小さい)ことがわかった。さらに、水メーザーの内部運動マップから、0.4pcサイズ内に4つの双極アウトフローを発見し、そのうち3つはhyper-またはultra-compact HII領域や分子コアに付随していることを同定した。(詳細はhttp://arxiv.org/abs/1006.4218を参照。)本セミナーでは更に、いて座腕に付随する別の2天体についても、VLBAによる年周視差計測の最新結果を紹介する。 - 世話人の連絡先
- 名前:林隆之(秦和弘)
- 備考
- 水沢にはテレビ会議で繋ぎます。
以上