2018 国立天文台特別公開講座/総研大入試ガイダンス(関東会場)

 2018年5月19日(土)、国立天文台三鷹キャンパスにおいて、特別公開講演および総研大入試ガイダンスが行われました。本年も学部1年生の方から大学院生まで、総勢54名の方々にご来場いただきました。

 今年度は『国立天文台における天文学研究の最前線』テーマに、片岡章雅助教、田中賢幸准教教、大石雅寿准教授、松本晃治准教授の4名の先生方から、それぞれの分野の視点に立った興味深いご講演をいただきました。今年度は大学1年生の参加者が例年に比べ多く、大学に入ったばかりにもかかわらず、大学院へ進学することを考えている意識の高さに感心しました。講演の後の質問の時間には、一般的な天文学に関するものから非常に専門性の高いものまで、多くの質問がありました。

guidance2018_6.jpg理論・観測両面から迫る惑星形成(片岡章雅 助教)

guidance2018_7.jpgGalaxies across cosmic time(田中賢幸 准教教)

guidance2018_8.jpg宇宙と生命の関連を探る(大石雅寿 准教授)

guidance2018_9.jpg月惑星探査の醍醐味 ~SELENE・はやぶさ2の経験から~(松本晃治 准教授)

 その後の総研大入試ガイダンスでは、副専攻長・教育委員長の関井先生から総研大入試についてご説明いただき、在学生の内山さんからは総研大生の生活についてお話を伺いました。総研大生の生活では、現在総研大で研究しているドクターの方々の研究について、参加者は熱心に話を聞いていました。

guidance2018_10.jpg総研大入試ガイダンス(関井 隆 准教授)

guidance2018_11.jpg総研大生の生活について(内山 久和 さん)

教員相談会では、それぞれ分野ごとの島に分かれて、どのような研究をしているのか、どのような研究ができるのかを直接教員に聞くことができ、活発な議論が交わされました。院生相談会では、院生から総研大の院試や自身の研究に関して聞くことができました。相談会の後半には希望者を対象4D2Uシアター見学も行われました。

guidance2018_12.jpg教員相談会 その1

guidance2018_13.jpg教員相談会 その2

guidance2018_14.jpg4D2Uシアター見学

 最後には先端技術センターを訪れ、最先端の開発研究の様子を見ていただきました。アルマ望遠鏡の受信機の製作に関して、どのように作られたか、作る上で苦労したことなどを聞くことができました。

guidance2018_15.jpg先端技術センター見学

参加してくださった皆さまが国立天文台で研究されることを楽しみにしております。

文責:津田 修一朗(総合研究大学院大学 物理科学研究科 天文科学専攻)