2014年5月24日(土)、国立天文台三鷹キャンパスに於いて、国立天文台特別公開講演および総研大天文科学専攻入試ガイダンスが行われました。本年は天候にも恵まれ、総勢約50名の方々にご来場いただきました。
本年度はテーマを“国立天文台で究める最新の宇宙像”として,成田憲保特任助教(太陽系外惑星探査プロジェクト)、富阪幸治教授(理論研究部)、麻生洋一准教授(重力波プロジェクト推進室)、兒玉忠恭准教授(ハワイ観測所)によって、理論・観測における最新の成果と今後の天文学界の展望等についての講演が行われました。特に、成田憲保特任助教による“すばる、岡山、そしてTMTで挑む第2の地球探し”では、地球外生命体の存在についてなど、参加者からの熱心な質問により、白熱した議論が繰り広げられました。
その後行われた入試ガイダンスでは、参加者が興味・関心のある分野の教員や、総研大の学生と交流する事が出来る相談会が設けられました。研究の実態や入試、入学後の研究生活等について直接聞く事ができ、参加者の皆さんにとって有意義な場となったのではないかと思います。
多くの方に参加していただき、改めて、天文学が多くの人々に関心を持って頂いている分野である事を認識することができました。
今回の説明会で出会った皆さんと共に、この三鷹の地で天文学を学ぶ事ができる日を心より楽しみにしております。
講演会の様子。重力波の検出について解説する麻生洋一准教授。
質疑応答では、講演者がドキッとするような鋭い質問も。
相談会の様子。プロジェクトごとにブースを設けられ、活発な交流が行われた。
TV会議システムを利用して、ハワイ観測所の教員と交流する参加者の様子。
大人気な重力波プロジェクト推進室のブース
院生ブース。院試対策や学生生活についての質問が飛び交いました。
文責:笹平 琳子 (総合研究大学院大学 物理科学研究科 天文科学専攻)