2015.9.28-10.4

9月28日(月)13:30~15:00  太陽系小天体セミナー   南棟2階会議室
Sep 28 Mon   Solar System Minor Body Seminar   Conference Room, South Bldg.2F

9月28日(月)16:00~17:00  国立天文台野辺山談話会   野辺山観測所本館 講義室2
Sep 28 Mon   Nobeyama NAOJ Seminar       Lecture Room2, Main building, NRO

9月30日(水)11:00~12:00  VLBIコロキウム  中央棟(東)輪講室
Sep 30 Wed   VLBI Colloquium    Rinko-shitsu,Main Bldg.(East)

詳細は以下をご覧下さい。

9月28日(月)

キャンパス
三鷹
セミナー名
太陽系小天体セミナー
臨時・定例の別
定例
日時
9月28日(月曜日)13時30分~15時
場所
南棟2階会議室
講演者
酒向重行
所属
東大・天文学教育研究センター
タイトル
木曽超広視野高速CMOSカメラTomoeで切り開く太陽系小天体の世界
Abstract
東京大学木曽観測所では1.0mシュミット望遠鏡の次世代観測装置計画として超広視野高速CMOSカメラTomoeの開発を進めている。Tomoeは計84台のCMOSセンサによりシュミット望遠鏡のΦ9度の全視野をカバーする超広視野カメラであり、最大2Hzの高速観測を実現する。部分読み出しモードでは20Hzの超高速観測も可能である。本講演では、Tomoeの開発状況とともに、Tomoeの広視野と高速性能を活かした太陽系小天体の観測計画を紹介する。
連絡先
 名前:渡部潤一
備考
テレビ会議またはスカイプによる参加も可

9月28日(月)

キャンパス
野辺山
セミナー名
国立天文台野辺山 談話会
臨時・定例の別
臨時
日時
9月28日(月曜日) 16:00 ~17:00
場所
野辺山宇宙電波観測所 本館 講義室2
講演者
稲谷順司 氏
所属
国立天文台/TMT推進室
タイトル
電波望遠鏡広視野化の夢
Abstract
その昔、野辺山で超伝導のSIS受信機が実用になり出した頃(1988年頃)、これなら多数の受信機を焦点面に並べることができる、そうすれば、45m鏡の分解能でアンドロメダをマッピングすることも夢ではない、と思ったことがあります。 その要素技術のつもりで、薄膜スパイラル・アンテナやら超伝導発振器(FFO)やらの試作もやりました。 しかし、結局は当面の実用性を重視して、4ビームの受信機(”S115Q”)に落ち着き、その後、BEARSをつくる経緯になりました。 そういうものがともかくも動きだしたのは前進ではありましたが、「100ビームくらいは」との夢に比べれば小さな前進でした。
私自身は、その後、野辺山を出て、SMILES(宇宙ステーション搭載の大気観測用サブミリ波システム)の開発、ALMAのアンテナ建設、を渡り歩き、広視野化の話は長らく放置したままになりました。 しかし、定年後、暇ができたのを幸いに、かつての広視野化の夢を、もう一度本気で考えてみたくなりました。 この間、天文台の受信機技術は大きく進歩しました。 他方、テラヘルツ・ブームの流れの中で、CMOS集積技術によるミリ波、サブミリ波回路がめざましい発展を遂げています。 この2つを結合すれば、今や、1000画素のヘテロダイン受信機も夢ではない、と思い始めています。
こんな話をたたき台にして、ALMAの次の時代の電波天文学に思いを馳せるのも楽しからず哉、です。
連絡先
 名前:西村淳

9月30日(水)

キャンパス
三鷹
セミナー名
VLBIコロキウム
臨時・定例の別
臨時
日時
9月30日(水曜日)11:00~12:00
場所
中央棟(東) 輪講室
講演者
宮原 ひろ子
所属
武蔵野美術大学
タイトル
「宇宙と地球気候の関わり -太陽圏から銀河スケールまで」
Abstract
地球の気候は、様々な内的・外的要因によって変動している。外からの影響としては、太陽活動の変動にともなう日射・紫外線・宇宙線影響などが考えらえる。宇宙線の影響は、未解明な点が多いが、大気中の化学反応や雲核形成などを通して気候に影響している可能性が指摘されている。本セミナーでは、主に太陽活動と太陽圏の長期的な変動が宇宙線変動におよぼす影響や、それが気候に影響した可能性について紹介する。また、地質学的データから指摘されている、宇宙線の数千万~数億年スケールの変動の地球への影響について紹介する。
連絡先
 名前:坂井伸行
備考
TV会議(IP:133.40.2.203)で参加可能(3地点まで)。

以上

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