8月24日(水)16:00~17:00 野辺山談話会 野辺山観測所 本館 輪講室
Aug 24 Wed Nobeyama NAOJ Seminar Nobeyama, Rinkou-shitsu, Main Bldg
詳細は以下をご覧ください。
8月24日(水)
- キャンパス
- 野辺山
- セミナー名
- 国立天文台野辺山 談話会
- 臨時・定例の別
- 定例
- 日時
- 8月24日(水曜日) 16時~17時
- 場所
- 野辺山観測所 本館 輪講室
- 講演者
- 岩井一正氏
- 所属
- 東北大学
- タイトル
- 33m級太陽電波望遠鏡の開発とメートル波帯域の太陽電波バースト
- Abstract
-
太陽コロナではフレアに代表される多くの爆発的なエネルギー解放現象が発生する。
それらの現象の過程で非熱的に加速された電子の一部は広い周波数帯域で電波を発生させる。
これが太陽電波バーストとして観測される。
メートル波帯域の太陽電波バーストは主にコロナ下部から上部にかけた領域の非熱的電子によるプラズマ放射が卓越していると考えられている。
また、その分光観測は加速直後から伝搬・補足過程における非熱的粒子の挙動を追うことが可能であり、太陽コロナ中の粒子加速過程をモニターする上で重要な観測対象の一つとされている。
東北大学では2006年よりメートル波帯域における太陽電波バーストの広帯域分光観測を目的とした電波観測装置を開発してきた。
2010年に完成した本システムは、33m級の開口アンテナにヘテロダイン方式のアナログ偏光受信機、フーリエ変換方式のデジタル分光器を装着し、太陽電波バーストの高感度・高分解な偏光分光観測を実現した。
連続観測開始後、太陽活動の活発化に伴い、多様な電波バースト現象の観測に成功している。
講演では、東北大学の太陽電波望遠鏡について観測結果を交え紹介する。
加えて今後の展望を、他の波長帯観測との連携を含め議論する。 - 連絡先
- 名前:小野寺幸子、柴崎清登、高橋茂
- 備考
- テレビ参加可
以上