2011.7.25-7.31

7月27日(水) 14:00~ 理論コロキウム    講義室 (中央棟(北)1階)
July 27 Wed Colloquim (Theoretical Astronomy) Lecture Room, 1F Main Building (North)

7月28日(木) 13:30~14:30 高エネルギーセミナー 中央棟(南)3階セミナー室
July 28 Thur High Energy Seminar Seminar Room, 3F Main Bldg (South)

7月29日(金) 15:00~16:00 VLBI コロキウム 中央棟(南)2階VLBIセミナー室
July 29 Fri VLBI Colloquim Seminar Room, 2F Main Bldg (South)

7月29日(金) 16:00~17:00 国立天文台談話会     すばる棟大セミナー室
July 29 Fri NAOJ Seminar Large Seminar Room, Subaru Bldg

詳細は以下をご覧ください。

7月27日(水)

キャンパス
三鷹
セミナー名
理論コロキウム
臨時・定例の別
定例
日時
7月27日(水曜日)14時~
場所
講義室 (中央棟(北)1階)
講演者
大須賀 健 氏
所属
国立天文台理論研究部/天文シミュレーションプロジェクト
タイトル
Super-Eddington Accretion Flow and Outflowの輻射(磁気)流体シミュレーション:超光度X線源の謎は解明できたのか?
Abstract
1990年代に発見された謎のX線源”超光度X線源(ULX)”は、そのX線光度が恒星質量ブラックホールのエディントン光度を超えているため、その正体が恒星質量ブラックホール+Super-Eddington Accretionなのか、中間質量ブラックホール+標準円盤なのか、今でも激しい論争が続いている。
我々が最近行ったシミュレーションは、ULXがSuper-Eddington Accretionで説明できることを示唆している。
ULXの大光度に加え、近年観測されたX線スペクトルと時間変動を、およそ説明することに成功したからである。
講演では、シミュレーション結果の概要と今後の研究方針について紹介する。
連絡先
名前:山崎 大

7月28日(木)

キャンパス
三鷹
セミナー名
高エネルギーセミナー
臨時・定例の別
定例
日時
7月28日(木曜日)13時30分 ~ 14時30分
場所
中央棟(南)3階セミナー室
講演者
宮本雲平 氏
所属
立教大学理学部
タイトル
液滴・液柱の不安定性について
Abstract
表面張力や自己重力で支えられた液滴・液柱の振動や不安定性に関する研究は長い歴史をもち、その応用性も非常に豊富である。
講演では、上記テーマに関して簡単なレヴューを行ったのち、ごく最近わたしが発見した表面張力で支えられた液滴・液柱の基本的な不安定性について解説する。
連絡先
名前:祖谷元

 

7月29日(金)

キャンパス
三鷹
セミナー名
VLBIコロキウム
臨時・定例の別
定例 (毎週金曜日の下記の時間)
日時
7月29日(金曜日)15時 ~ 16時
場所
中央棟(南)2階VLBIセミナー室
講演者
井口 聖
所属
ALMA推進室
タイトル
バイナリーブラックホールの観測的研究の最前線
そして ALMA はどこまで迫れるのか?
Abstract
ほぼ全ての銀河の中心にブラックホールが存在すると考えると、その銀河の合体過程で、合体後の巨大銀河にはペアのブラックホール(バイナリー・ブラックホール)が存在すると推測される。
近年、さまざまな手法を用い、バイナリーブラックホールの観測的研究が行われている。
そこで、これらさまざまなバイナリーブラックホールに関する観測的成果を紹介するとともに、我々が推し進めてきた「ミリ波サブミリ波によるバイナリーブラックホールの観測的研究成果」を踏まえながら、さらにALMAではどこまで迫れるのかについても議論する。
連絡先
名前: 秋山和徳(坂井伸行)
備考
テレビ参加:可能
キャンパス
三鷹
セミナー名
国立天文台談話会
臨時・定例の別
定例
日時
7月29日(金曜日)16時~17時
場所
大セミナー室
講演者
山本 雅之
所属
東北大学 医学系研究科 医科学分野
タイトル
「酸素と医学、人類社会」
Abstract
ロウソクの火を燃やし続ける空気中の成分が、動物を生き長らえさせているもの と同一であるということは、巧妙ではあるが実に簡単な実験により実証された。
私たちは、高山に滞在している時や貧血時に、厳しい低酸素病態を呈する。
一方、鉄が錆びていくように、過剰な酸素も「いたみ」の原因になる。
私たちの体は、様々な環境の変化に対応できる「しくみ」をもっており、環境ストレスを感知するとこれに適した防御因子の発現が誘導される。
例えば、エリスロポエチンは赤血球産生を促進するホルモンであり、貧血に苦しむ多くの透析患者の命を救ってきた薬である。
今後、その遺伝子の研究から新たな創薬が進むことが期待されている。
連絡先
名前:浮田信治
Campus
Mitaka
Seminar
NAOJ Seminar
Regular/Irregular
Regular
Date
2011 July 29
Place
Large Seminar Room
Speaker
Masayuki YAMAMOTO
Affiliation
Tohoku University, School of Medicine
Title
“Oxygen, Medical Science, and the Human Kingdom”
Facilitator
Name: Nobuharu UKITA

以上