10月15日(水)10:30~12:00 総研大コロキウム 中央棟(北)1F講義室
Oct 15 Wed SOKENDAI colloquium Lecture Room
10月16日(木)15:00~16:00 国立天文台野辺山談話会 野辺山観測所本館 講義室1
Oct 16 Thu Nobeyama NAOJ Seminar Lecture Room1, Main building, NRO
10月17日(金)16:00~17:00 国立天文台談話会 大セミナー室
Oct 17 Fri NAOJ Seminar Large Seminar Room
詳細は以下をご覧下さい。
10月15日(水)
- Campus
- Mitaka
- Seminar
- SOKENDAI colloquium
- Regular/Irregular
- Regular
- Date
- 10:30-12:00, October 15, 2014
- Place
- Lecture Room
- Speaker
- Sumire Tatehora
- Affiliation
- D2, SOKENDAI, Mitaka(supervisor: Nobuo Arimoto)
- Title
- Paper review
- Facilitator
- -Name:Taiki Suzuki
10月16日(木)
- キャンパス
- 野辺山
- セミナー名
- 国立天文台野辺山 談話会
- 臨時・定例の別
- 定例
- 日時
- 10月16日(木曜日) 15:00 ~16:00
- 場所
- 野辺山宇宙電波観測所 本館 講義室1
- 講演者
- 西村 淳 氏
- 所属
- 野辺山宇宙電波観測所
- タイトル
- 1.85m ミリ波サブミリ波望遠鏡を用いた、
CO (J=2-1) 広域サーベイによる巨大分子雲の密度分布の調査 - Abstract
- 分子雲からの星形成プロセスを調べる上で、密度進化をトレースする事は本質的に重要である。しかし、観測的に分子雲の奥行きを直接得る事はできず、分子雲の重要なパラメータとして柱密度がこれまで良く研究されて来た。本講演では、分子雲の密度情報を、複数のCO輝線を用いてその励起状態を解く事で導出する。星形成について調べるためには、GMC 全域 (¯100pc) を ¯0.1pc 程度の空間スケールで分解する事が必要になるが、励起状態を計算する上で重要なCO(J=2-1) のこのような広域/詳細な観測は例がなく、また実現可能な望遠鏡は存在しなかった。そこで我々は、独自の 1.85m 電波望遠鏡を開発し野辺山電波観測所内に設置し、2010年より運用を続けている。本講演では、1.85m 望遠鏡と観測状況を紹介し、オリオン分子雲について密度解析の結果と星形成との関連について議論する。
- 連絡先
- 名前:岩井 一正
- 備考
- テレビ参加可
10月17日(金)
- キャンパス
- 三鷹
- セミナー名
- 国立天文台談話会
- 臨時・定例の別
- 定例
- 日時
- 10月17日(金) 16:00-17:00
- 場所
- 大セミナー室
- 講演者
- 浅田秀樹
- 所属
- 弘前大学
- タイトル
- 「重力凹レンズ」
- Abstract
- 現代の天文学において、「重力レンズ」は宇宙論におけるダークエネルギー観測から小スケールである系外惑星探査にいたるまで幅広く応用されている。通常の重力レンズは光の曲がり角が正かつ集光が起こるという意味で、光学レンズとの類似で言えば凸レンズ型である。光学においては凸レンズのみならず凹レンズも重要な役割を果たす。実際、ある種の光学機器ではこれらの組み合わせを利用している。修正重力理論やワームホールのような特異な時空構造(大抵、通常でない状態方程式が必要)によっては「凹レンズ」のように振る舞う重力レンズが生じる可能性を、最近、複数のグループが理論的に指摘した。また、「重力凹レンズ」は宇宙論における「ボイド(銀河がほとんど存在しない領域)」によっても生じて構わない。これらの最近の研究動向に触れつつ、「重力凹レンズ」の不思議な観測的性質に関する我々の理論研究の概要を紹介したい。
- 連絡先
- 名前:久保 雅仁
以上