2014.7.21-7.27

7月23日(水)14:10~15:10  理論コロキウム   コスモス会館 会議室
July 23 Wed   DTA Colloquium          Conference Room, Cosmos Lodge

7月25日(金)13:30~14:30  国立天文台野辺山談話会   野辺山観測所本館 講義室2
July 25 Fri   Nobeyama NAOJ Seminar       Lecture Room2, Main building, NRO

7月25日(金)14:30~15:30  国立天文台野辺山談話会   野辺山観測所本館 講義室2
July 25 Fri   Nobeyama NAOJ Seminar       Lecture Room2, Main building, NRO

詳細は以下をご覧下さい。

7月23日(水)

キャンパス
三鷹
セミナー名
理論コロキウム
臨時・定例の別
定例
日時
7月23日(水曜日)14時10分~15時10分
場所
コスモス会館会議室
講演者
斎藤 貴之
所属
ELSI
タイトル
新しい SPH 法の定式化とその応用
Abstract
Smoothed Particle Hydrodynamics (SPH) 法は圧縮性流体の数値解法の一つである。ラグランジュ法であるため、これまで銀河形成や星形成など天文学の分野で広くもちいられてきた。しかし近年、従来の SPH 法では、接触不連続面を扱うことができず、その結果流体不安定性を抑制し、正しくない結果を出すことが指摘された(Agertz+2007 など)。この原因は、従来の SPH 法では、密度の微分可能性を仮定しているからである。圧力が一定の接触不連続面では、密度が不連続に変化する。そのため、密度の微分可能性を仮定した定式化では、密度推定にエラーが発生し、それが圧力勾配などの推定に波及する。圧力勾配のエラーは非物理的表面張力として働き、流体不安定性の発達を阻害する。そこで我々は、密度の代わりに圧力を用いた新しい SPH (Density Independent SPH、以下DISPH)法の定式化を行った。圧力を用いて定式化を行っているため、接触不連続面において非物理的な表面張力は現れない。一次元衝撃波管問題、二次元静水圧平衡流体問題、二次元ケルビン=ヘルムホルツおよびレイリー=テイラー不安定性問題、三次元球対称爆発問題などの標準的なテストのすべてにおいて DISPH は従来のSPH より良い結果を示した。DISPH 法は従来の SPH 法に変わる新しい標準になると期待される。発表では、DISPH 法をさらに一般化させた定式化や、地球惑星科学の分野への応用についても触れたい。
連絡先
 名前:藤井通子

 

7月25日(金)

Campus
Nobeyama
Seminar
NRO seminar
Regular/Irregular
Irregular
Date
13:30~14:30, July., 25
Place
Lecture Room2, Main building, NRO
Speaker
新田 冬夢
Affiliation
国立天文台先端技術センター/日本学術振興会特別研究員
Title
力学インダクタンス検出器を用いたミリ波帯広視野カメラシステムの開発
Abstract
ミリ波サブミリ波帯における広視野サーベイ観測から遠方銀河などの天体を効率よく検出するために、多画素超伝導カメラの開発を進めている。カメラの検出器には、多画素化の際に鍵を握る多重化読み出しが容易で、超伝導膜一層から構成されるため製作が容易かつ高い歩留まりが期待できる力学インダクタンス検出器(MKID)を使用している。また、限られた焦点面を有効利用するために、カメラ光学系には集積度に優れた平面アンテナとシリコンレンズアレイを用いた。
プロトタイプとして、220-GHz 帯 600 画素 MKID カメラを開発した。シリコンレンズ一つの大きさを観測波長の 1.2 倍程度と小さくしたことでカメラの大きさは約 60 mm と非常にコンパクトとなっている。また、望遠鏡焦点と MKID カメラを結合するために、誘電体レンズを用いた屈折式冷却光学系も合わせて開発した。冷却系には希釈冷凍機を用いており、真空窓の大きさは約 150 mm となっている。この光学系と MKID カメラを組み合わせて冷却試験を行い、検出器温度は 100 mK を、検出器の歩留まりは約 95%を達成した。このカメラシステムは野辺山 45m 電波望遠鏡や筑波大が計画している南極 10m 望遠鏡に搭載可能である。
本講演ではこれらの開発状況と合わせて、更なる広視野化・広帯域化に向けた開発についても合わせて紹介する。

Facilitator
-Name:諸隈 佳菜

Comment
teleconference available

7月25日(金)

Campus
Nobeyama
Seminar
NRO seminar
Regular/Irregular
Irregular
Date
14:30~15:30, July., 25
Place
Lecture Room2, Main building, NRO
Speaker
今田 大皓
Affiliation
筑波大学
Title
タイトル:南極 10 m THz 望遠鏡の光学系の検討の現状
Abstract
筑波大学では南極に THz 帯の観測を行なう 10m 級の望遠鏡を計画している。広視野を達成するために、この望遠鏡は従来の電波望遠鏡にはない光学系(Ritchey-Chretien光学系)を採用する予定である。実際に望遠鏡が広い視野を得られるかどうかは観測効率に直結する重要な問題である。本セミナーでは、ストレール比と呼ばれる光学系の指標の一つを軸に1) 光学系の設計と得られた設計解の紹介、2) 光学系の設置環境、3) 運用時に予想される光学系の変形について、議論していきたい。

Facilitator
-Name:諸隈 佳菜

Comment
teleconference available

以上

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