2011.1.24-1.30

1月25日(火) 17:30~18:30 総研大博士論文発表会   大会議室

1月26日(水) 13:00~14:30  太陽系小天体セミナー 南棟2階会議室

1月27日(木) 13:30~14:30  高エネルギーセミナー    南研3階セミナー室

1月28日(金) 15:00~ 16:00 VLBIコロキウム 南研2階VLBIセミナー室

1月28日(金) 16:00~ 17:00 国立天文台談話会  三鷹大セミナー室

1月25日(火)

キャンパス
三鷹
セミナー名
総研大博士論文発表会
臨時・定例の別
臨時
日時
1月25日(火曜日)17時30分~18時30分
場所
大会議室
講演者
松本 尚子
所属
総合研究大学院
タイトル
Astrometry of 6.7 GHz Methanol Maser Sources and
the Bar Structure of the Milky Way Galaxy

1月26日(水)

キャンパス
三鷹
セミナー名
太陽系小天体セミナー
臨時・定例の別
定例
日時
1月26日(水)13:00~14:30
場所
南棟2階会議室
※曜日と開始時間が通常と異なるのでご注意下さい。
講演者
堀井俊
所属
総合研究大学院大学
内容
103P/Hartley起因のダストトレイルの計算結果
世話人の連絡先
 名前:渡部潤一
 
備考
テレビ参加可、主に英語で進行

1月27日(木)

キャンパス
三鷹
セミナー名
高エネルギーセミナー
臨時・定例の別
定例
日時
1月27日(木曜日)13時30分 ~ 14時30分
場所
中央棟(南)3階セミナー室
講演者
大嶋 晃敏 氏
所属
国立天文台 CfCA
タイトル
極高エネルギー宇宙線観測の現状と別アプローチ
内容
現在、極高エネルギー宇宙線(UHECR)の観測としてAugerやTAと
いった超大型宇宙線空気シャワー実験が行なわれている。これらは
過去のAGASA、HiResの観測結果、いわゆるGZK問題を検証する
目的でスタートした第二世代の実験である。いづれも地球に到来した
UHECRから発生する空気シャワーを観測する典型的な空気シャワー
実験である。本セミナーではUHECR観測の現状と将来を概観し、超
大型実験によらないUHECR観測にどういった手法があるか紹介する。
世話人の連絡先
 名前:中村 航

 

1月28日(金)

キャンパス
三鷹
セミナー名
VLBIコロキウム
臨時・定例の別
定例
日時
1月28日(金曜日)15時~16時
場所
南研2階VLBIセミナー室
講演者
林隆之
所属
水沢VLBI観測所
タイトル
Broad Absorption Line Quasars のVLBI多周波偏波観測 -若い活動銀河電波源との関係
についての検証-
内容
Broad Absorption Line (BAL) quasarsは,
静止紫外で最大で0.1cものドップラー偏移をもった吸収線を示す活動銀河であり,
その速度から起源が降着円盤アウトフローとされているが詳細は分かっていない。
SDSSカタログ中に約15%を占めると言われていることから,
 ・15%のviewing angleでquasarsを観測するとBALが見られる(角度説)
 ・quasarsはその生涯の15%においてBALを持つ(進化説)
の2説が考えられている。特に,VLAなどによる先行研究においては,
GPS/CSS天体のような若い活動銀河電波源との関連が示唆されており,
VLBIスケールでの詳細な観測が期待されている。
我々は,電波で明るいBAL quasars 4天体に対してVLBAの多周波偏波観測を行った。
その結果,3天体はBlazarsであり,1天体は若い活動銀河であることをつきとめた。
我々の観測結果とBAL quasarsの吸収線等価幅の分布は2こぶとなることを併せると
BAL quasarsには複数のサブクラスが存在する可能性が示唆される。
また,我々は世界で初めてBAL quasarsのファラデー回転量を見積もり,
アウトフローの物理量について制限をつけることができ,
本講演ではこれについても報告を行う。
世話人の連絡先
名前:秦和弘(林隆之)
備考
水沢にはテレビ会議で繋ぎます。
キャンパス
三鷹
セミナー名
国立天文台談話会
臨時・定例の別
定例
日時
1月28日(金曜日)16時~17時
場所
大セミナー室
講演者
峰崎岳夫
所属
東京大学天文学教育研究センター
タイトル
変光から探る活動銀河核中心部の構造と放射機構
内容
 活動銀河核の中心にはブラックホールが存在し、そこへの質量降着
によって莫大なエネルギーの放射が生まれている。最近の研究からは
多数の近傍銀河の中心にもブラックホールが確認され、活動銀河核は
その特異な性質のみならず銀河進化との関連からも注目されている。
これまでの研究からブラックホールや降着円盤、輝線領域やダストト
ーラスなどの内部構造が存在するとされているが、活動銀河核中心部
は極めて小さいため撮像観測によって角度分解して調べることは困難
である。しかし一般的な活動銀河核の性質である放射の時間変動を利
用して、活動銀河核中心部の構造や放射機構を探ることが可能である。
 われわれ東京大学のグループは口径 2m の光赤外線望遠鏡をハワイ
・ハレアカラ観測所に設置し、2001年から2008年までの長期間にわた
り、多数の活動銀河核について可視光および近赤外線波長域での多波
長モニター観測を行ってきた。本講演では、我々のモニター観測から
得られた結果を中心に、活動銀河核のX線、紫外線・可視光、赤外線
の変光の性質や異なる波長での変光の相関の研究について紹介し、こ
れらの結果から明らかになってきた降着円盤やダストトーラスなど活
動銀河核中心部の構造と放射機構を議論する。
連絡先
名前:高橋竜太郎