2021.4.26-2021.5.2

4月27日(火)/ Apr 27 Tue 10:00~11:30  太陽系小天体セミナー Solar System Minor Body Seminar     zoom

4月28日(水)/Apr 28 Wed 15:30~17:00  NAOJ Science Colloquium      zoom      

4月27日(火)

キャンパス :三鷹

セミナー名: 太陽系小天体セミナー

定例・臨時の別 定例

日時: 4月27日(火曜日)10時00分~11時30分

場所: zoom

講演者 :辰馬未沙子

タイトル :ダスト集合体の物質強度で探る太陽系小天体形成過程

Abstract: 太陽系小天体の形成過程は直接付着成長やペブル集積、不安定性など 諸説ある。この形成過程を探るため、我々はその物質強度に着目した。数百mを 超える大きさの天体の内部密度は自己重力と圧縮強度のつりあいで決まると考え られている。本研究ではミクロンサイズのダストの集合体の圧縮強度をダスト付 着N体計算で求めた。その結果、氷ダスト集合体とシリケイトダスト集合体につ いて、体積充填率0.1以下から高密度まで、圧縮強度を連続的に求めることに成 功した。さらに、ダスト集合体の自己重力と圧縮強度がつりあうと仮定して内部 密度構造を求め、実際の天体の内部平均密度と比較した。その結果、太陽系外縁 天体(TNOs)は氷とシリケイトのダスト集合体で説明できることがわかった。一 方、67P/Churyumov-Gerasimenkoを含む彗星は構成粒子半径が0.1µmの典型的なダ スト集合体では説明できず、その半径を大きくしなければ説明できないことがわ かった。さらに、小惑星リュウグウや小惑星イトカワ、小惑星ベンヌの密度は、 本研究のようなダスト集合体では説明できないほど高密度であることがわかっ た。このような高密度な天体を形成するには、まず数十km以上の大きさの天体を 形成する必要がある。すなわち、リュウグウやイトカワ、ベンヌは破片の集合体 であり、その母天体の大きさは数十km以上であることを確認した。

連絡先 :  名前:渡部潤一

備考: テレビ会議またはスカイプによる参加も可

4月28日(水)

Campus: Mitaka

Seminar: NAOJ Science Colloquium

Regularly Scheduled/Sporadic: Every Wednesday

Date and time: 2021 April 28, 15:30-17:00

Place: zoom

Speaker Taichi Uyama

Affiliation: NAOJ

Title: High-contrast imaging observations of planet-formation laboratories

Abstract :Observing young planets and protoplanetary disks provide important information about how planets form in the protoplanetary disk. In this talk, I will introduce up-to-date high-contrast imaging observations with adaptive optics systems and discuss what we have learned from the practical observations. I will also introduce future prospects of high-contrast imaging with JWST.

Facilitator :Akimasa Kataoka

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