2018.03.26-04.01


3月28日(水)16:00~17:00  国立天文台談話会      大セミナー室  
Mar 28 Wed          NAOJ Seminar        Large Seminar Room 

3月29日(木)16:00~17:00  国立天文台談話会      大セミナー室  
Mar 29 Thu          NAOJ Seminar        Large Seminar Room 

詳細は以下をご覧下さい。

3月28日(水)

キャンパス:三鷹
セミナー名:談話会
定例・臨時の別:定例
日時:3月28日(水曜日)16時~17時
場所:大セミナー室
講演者:渡邊鉄哉
所属:国立天文台 

タイトル:「Glory Be To Emission-Line Spectra!」

Abstract:
飛翔体を用いなくては行えない紫外線・X 線の分光観測-これによって出会うことができた
太陽の面白い輝線(群)について、時の流れに沿って、周辺の状況も交えながら、
お話しできればと思います
-「ひのとり」が捕らえた太陽フレアのFe XXV / XXVI 輝線はこの波長域では未だに史上最高
のスペクトル分解能を誇っています。
Ca II H 線の減衰翼に載っているFe IIλ3969.4Åの吸収線は、縁に近い太陽円盤内より輝線に
転じますが、それには紫外域の輻射を汲み上げる機構が有効に働いていました。
「ようこう」では、S XV 輝線で250 万度の低温 (!) コロナプラズマを観測することができ、
活動領域のエネルギー収支を追跡するのに大変役立ちました。
更に高温で形成されるFe XVII 輝線が「ひので」の時代には、活動領域でよく観測される
ようになり、「SOLAR-C_EUVST」では、Fe XVIII やNe VII の輝線観測が科学目的成功の鍵を
握ることになると思います-
時には驚き、困り、はたまた感激した、これらの輝線スペクトルに栄光あれ!

世話人の連絡先
-名前:成影 典之

3月29日(木)

キャンパス:三鷹
セミナー名:談話会
定例・臨時の別:定例
日時:3月29日(木曜日)16時~17時
場所:大セミナー室
講演者:花田英夫
所属:国立天文台

タイトル:「技術開発が実を結ぶまで」

Abstract:
これまで40年近く、かなりの部分を観測機器の技術開発に携わってきました。
修士論文「ラコスト重力計の振動特性」で観測機器の複雑な応答に興味を持って
以来、10~15年ごとにテーマを変え、絶対重力計、月探査機「かぐや」の重力観測
機器、月面天文台を目指した望遠鏡の開発等を行ってきました。それぞれ予算状
況、開発体制等が大きく異なる中での開発を経験した中で、独創的な研究ができ
る環境、良い結果を出す条件等について振り返ってみようと思います。

世話人の連絡先
-名前:成影 典之

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です