2013.1.28-2.3

1月28日(月)13:30~15:00  太陽系小天体セミナー  南棟 2F 会議室
Jan 28 Mon   Solar System Minor Body Seminar Conference Room 2F South Bldg

1月30日(水)17:30~19:30 総研大博士論文本審査・発表会 中央棟(北)1F 講義室
Jan 30 Wed   SOKENDAI Doctoral Thesis Presentation Lecture Room

1月31日(木)10:00~16:50 総研大研究中間レポート発表会 中央棟(北)1F 講義室
Jan 31 Thu   SOKENDAI Progress Report Presentation Lecture Room

2月 1日(金)16:00-17:00 国立天文台談話会 大セミナー室
Feb 1 Fri   NAOJ Seminar Large Seminar Room

詳細は以下をご覧下さい。

1月28日(月)

キャンパス
三鷹
セミナー名
太陽系小天体セミナー
臨時・定例の別
定例
日時
1月28日(月曜日)13:30~15:00
場所
南棟2階会議室
講演者
古荘 玲子
連絡先
 名前:渡部潤一
備考
テレビ会議またはスカイプによる参加も可

1月30日(水)

キャンパス
三鷹
セミナー名
平成24年度後期 総研大博士論文本審査・発表会
臨時・定例の別
臨時
日時
1月30日(水曜日)17:30-19:30
場所
中央棟(北)1F 講義室
講演者
澁谷 隆俊
所属
総研大 天文科学専攻 D3
タイトル
Cosmic Reionization Revealed by Distant Galaxies and Role of Extragalactic Outflow
連絡先
名前:総務課研究支援係(大学院教育支援室)

1月31日(木)

キャンパス
三鷹
セミナー名
平成24年度後期 総研大研究中間レポート発表会
臨時・定例の別
臨時
日時
1月31日(木) 10:00-16:50
場所
中央棟(北)1F 講義室
講演者
橋詰 克也(10:00-)
所属
総研大 天文科学専攻
タイトル
輻射流体計算による超臨界降着流及び噴出流の大局的構造の研究
講演者
舘洞 すみれ(11:00-)
所属
総研大 天文科学専攻
タイトル
近赤外線分光観測で探る遠方楕円銀河の物理状態
講演者
呉 大鉉(13:00-)
所属
総研大 天文科学専攻
タイトル
若い恒星のまわりの系外惑星あるいは褐色矮星の直接検出:Tタウリ型星DoAr25
講演者
濟藤 祐理子(14:00-)
所属
総研大 天文科学専攻
タイトル
赤方偏移3-3.5のクエーサーを用いた超巨大ブラックホールと母銀河の共進化の研究
講演者
松澤 歩(15:00-)
所属
総研大 天文科学専攻
タイトル
光学ポインティング測定システム及び角度検出器を用いた高精度な指向追尾駆動精度測定によるALMA ACAアンテナの性能評価
講演者
堀井 俊(16:00-)
所属
総研大 天文科学専攻
タイトル
様々な彗星からもたらされる流星雨の可能性
連絡先
名前:総務課研究支援係(大学院教育支援室)

2月1日(金)

キャンパス
三鷹
セミナー名
国立天文台談話会
臨時・定例の別
定例
日時
2月1日(金曜日)16:00~17:00
場所
大セミナー室
講演者
玉田 洋介
所属
基礎生物学研究所
タイトル
補償光学顕微鏡を用いた植物細胞の新規観察手法の確立
Abstract
ノーベル化学賞(2008年)の受賞対象になった下村 脩博士らによる蛍光タンパク質の発見以来、これら蛍光分子を用いて生きた細胞を分子レベルで観察する細胞ライブイメージングは分子生物学研究に不可欠の技術となっている。この技術を活かして、我々はこれまでに、細胞分化や幹細胞化といった細胞の運命決定過程を制御するクロマチンの化学的修飾*1のライブイメージングを試みてきた。実験材料には、幹細胞化の誘導が容易であること、多くの組織の細胞層が一層であることなどから、細胞運命決定過程のライブイメージングに適したモデル植物ヒメツリガネゴケ (Physcomitrella patens) を用いている。しかしながら、細胞ライブイメージングを行う上でいまだ解決されていないのが、生体組織そのものに由来する像のぼけや歪みの問題である。観察対象からの光が器官の境界や細胞内構造体を通過する際に屈折し、結果として得られる像がぼやけてしまう。植物の細胞ライブイメージングでは特にこの問題が大きく、組織の表層部でさえ像が著しく乱れる。
 こうした像の劣化を改善するため、「自然科学研究機構 若手研究者による分野間連携研究プロジェクト」*2の支援のもと、我々は補償光学顕微鏡法の開発を目指して研究を行ってきた。補償光学とは天文学において発展してきた光学技術で、地上から天体を観測する際に生じる大気のゆらぎによる像の劣化を、画像を取得する前の段階で大幅に低減することができる。同様の原理を顕微鏡観察に応用し、細胞内構造に由来する像の劣化を補正することで鮮明な画像を得ようとするものが補償光学顕微鏡法である。これまでに、光がヒメツリガネゴケ葉細胞を通過することによってどのように屈折するかを位相差顕微鏡などを用いて明らかにした。また、その光学モデルを作成して像劣化のシミュレーションを行い、実際得られる画像と比較し、光学モデルの検証を行った。さらに、補償光学顕微鏡の試作機を開発して、人工試料を用いた蛍光観察や透過光を用いたタマネギ表皮細胞核の明視野観察を行い、補償光学の効果を確認した。。今回の発表では、こうした成果を報告すると共に、残る問題点や今後の研究方針についても紹介し、議論の足がかりとしたい。

*1 クロマチン(chromatin、染色質)とは、ゲノムDNAとゲノムDNAを巻きつけて収納しているヒストンタンパク質の複合体を指す。ゲノムDNAとヒストンはどちらも化学的修飾を受け、周辺の遺伝子の活性に影響を与える。

*2 機構内外の分野間連携を促進するために平成22年度に開始。本プロジェクトは基礎生物学研究所(玉田、村田隆博士、亀井保博博士)、国立天文台(早野裕博士、服部雅之博士、大屋真博士)、大阪大学(木村宏博士)の連携にて行われている。
連絡先
名前:勝川行雄

以上