9月8日(月)、国立天文台三鷹キャンパスにて、平成26年度サマーステューデント成果発表会が開催されました。
今年で5年目となる本プログラムですが、今年は14名の学生がハワイや野辺山、水沢、三鷹など、国立天文台の様々なキャンパスや観測所で体験研究を行いました。
下記のタイトルでの発表が行われました。(発表順)
「W43のNH3分子輝線観測から探る「スターバースト」プロセス」
「KAGRA用垂直防振装置の特性評価」
「KAGRA用角度揺れ検出装置の特性評価」
「ガニメデレーザー高度計の数学モデル計算」
「気球VLBIに搭載するOCXOの安定度計測」
「圧縮センシングによるブラックホールのイメージング」
「銀河系スパイラルによる星の運動解析」
「ALMAで見た衝突銀河NGC3256の分子ガスの研究」
「ALMAを用いたオリオンKLにおける生体関連分子の同定」
「遠方宇宙におけるブラックホール周囲の銀河分布」
「遠方星形成銀河の宇宙再電離への寄与」
「Ursa Minor dwarf spheroidal galaxyを探る」
「フィラメント状分子雲における星形成の磁気流体シミュレーション」
「3次元磁気流体シミュレーションによる星形成過程の研究」
発表の様子その1
発表の様子その2
発表の様子その3
発表前は緊張していた学生も、自分の発表時間になると、堂々と発表をしていました。
発表の中では、研究中の生活や苦労についてのコメントで笑いを誘う場面もありました。
教員に鋭い質問をされて答えに窮すると指導教官がフォローしたりと、暖かい雰囲気の発表会でした。
学生の皆様には、今回の成果発表会が、天文学の様々な分野の最前線の研究に触れるよい機会となったのではないでしょうか。
今回のサマーステューデントの経験が少しでも皆様の今後の勉学・研究に役立ちますことを願っております。