2022年2月2日~4日の3日間にわたり、総研大物理科学研究科天文科学専攻が主催する総研大/国立天文台アジア冬の学校がオンラインで開催されました。今年度は、インド、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、ベトナム、フィリピンなど、アジアを中心とする15か国から499名の申込があり、このうち257名が、受講しました。
天文科学の各分野における最先端の研究をリードする8名の教員により、銀河・銀河団、惑星形成、太陽、銀河考古学、宇宙化学、重力波天文学、ブラックホール・AGN、観測装置と、幅広いテーマをカバーする集中講義が行われ、最終日には、参加者の関心を持つ分野ごとのブレイクアウトセッション、総研大の入試ガイダンスも行われました。受講生からは、講義中に設けられたQ&Aコーナーに多数の質問が寄せられ、熱心に受講する様子が伝わってきました。また、ブレイクアウトセッションでは、受講生同士で活発な意見交換がなされ、議論が白熱して、時間が足りない、という声が聞かれたほどでした。
物理科学研究科 天文科学専攻 青木和光(国⽴天⽂台TMTプロジェクト)、早野裕(国⽴天⽂台ハワイ観測所)、北林かや(国⽴天⽂台研究推進課⼤学院係)