2013.05.6-5.12

5月 8日(水)14:00~15:00  理論コロキウム    コスモス会館会議室
May 8 Wed  Colloquium of Theoretical Astronomy Div.   Cosmos Lodge  

5月 9日(木)15:30~16:30  VLBIコロキウム  中央棟(南)2F VLBIセミナー室
May 9 Thu  VLBI Colloquium  VLBI Seminar Room, Main Bldg. (South) 2F

5月 10日(金)16:00~17:00  天文台談話会   すばる棟 1F 大セミナー室
May 10 Fri NAOJ Seminar   Large Seminar Room, Subaru Bldg.

詳細は以下をご覧下さい。

5月8日(水)

キャンパス
三鷹
セミナー名
理論コロキウム
臨時・定例の別
定例
日時
5月8日(水曜日)14時00分~15時00分
場所
コスモス会館 会議室
講演者
長瀧 重博
所属
理化学研究所
タイトル
理化学研究所 長瀧天体ビッグバン研究室始動!
Abstract
2013年4月、理化学研究所に発足しました我々の研究室は、超新星・ガンマ線バーストに関する様々な謎の解明に向け、理論的研究を行います。ガンマ線バーストは宇宙最大規模の爆発現象であり、その爆発メカニズムは良く分かっていません。我々はこの究極的な現象を、究極的な物理を駆使して解き明かしたいと考えています。場合によっては急速に進化している大型計算機を用いた大規模数値シミュレーションを駆使してこの究極的現象の解明にあたります。
またガンマ線バーストは物理と謎の宝庫であり(重力波、ニュートリノ、r-process元素合成、相対論的ジェット伝搬、ガンマ線放射メカニズム、粒子加速現象、最高エネルギー宇宙線、高エネルギーニュートリノ、高エネルギーガンマ線、等)、超新星爆発・超新星残骸とも密接に関連する現象です。我々はこれら様々な謎の解明に向けて最先端の理論研究を行い、この宇宙最大
爆発現象の全貌を明らかにします。我々の理論研究は超新星・ガンマ線バーストに関する最先端の観測に物理的解釈を与え、次世代観測に対する予言・提言を発信します。
我々は興味を共有する理研・全国・全世界の研究者皆様と協力・連携し、研究者の理想郷を理化学研究所に実現します。本コロキウムでは、我々の最新の研究を今後の展望を交えながら紹介したく思います。
連絡先
 名前:山崎 大

5月9日(木)

キャンパス
三鷹
セミナー名
VLBIコロキウム
臨時・定例の別
定例 (毎週水曜日の下記の時間)
日時
5月9日(木曜日)15時30分~16時30分
場所
中央棟(南)2階 VLBIセミナー室
講演者
永井 洋
所属
国立天文台 チリ観測所(ALMA)
タイトル
Towards the Location of High Energy Emission Region in AGN Jets: Long-term Radio Monitoring of 3C84
Abstract
3C 84 is the bright radio source associated with the radio/elliptical galaxy NGC 1275 in the Perseus cluster. Its proximity (z=0.0176) makes it a unique laboratory to study the jet physics and circumnuclear environment in close vicinity of the super massive black hole at multiwavelengths. This source is particularly important in the context of gamma-ray production in “misaligned” AGN with a moderate beaming, thereby allowing us to study the similarity and difference with the gamma-ray production in highly beamed blazars.
By making use of the data by single dish telescopes (Metsahovi and Effelsberg) and VLBI (VERA and VLBA), we have studied a long-term light curve and structural changes in the central sub-pc region. We detected monotonic increase in radio flux density, which is mostly associated with a prominent component C3 ejected after the increase activity in radio band starting in 2005. Although the gamma-ray flaring activities with the timescale of days to weeks were detected by Fermi/LAT twice during our monitoring period, no clear correlation with the radio light curve on this timescale was found. Neither prominent new components nor changes in morphology associated with the gamma-ray flares were confirmed on the VLBI images, a part from the propagation of C3 along the jet. Its apparent speed ranges between 0.1c to 0.5c, which was relatively slower than the typical jet speed observed in typical gamma-ray bright blazars. We will discuss possible scenarios to reconcile jet properties in the radio band and gamma-ray activity.
連絡先
 名前:MIN CHEULHONG
備考
テレビ参加:可能

5月10日(金)

キャンパス
三鷹
セミナー名
国立天文台談話会
臨時・定例の別
定例
日時
5月10日(金) 16時00分~17時00分
場所
大セミナー室
講演者
田中 雅臣
所属
国立天文台理論研究部
タイトル
「時間軸天文学のすすめ」
“Introduction to Time-Domain Astronomy”
Abstract: 大質量星はその一生の最期に超新星爆発を起こすと考えられています。 この超新星爆発は我々のまわりにある重元素の大部分の起源であり、また、その膨大な運動エネルギーにより、 銀河の形成にも大きく関わっていると考えられています。 しかし、「どのような星」が「どうやって」爆発を起こすのかには 未だ多くの謎が残されています。
この二つの謎に迫るべくこれまでに行ってきた理論的、観測的な研究 (すばる望遠鏡による偏光分光観測、輻射輸送数値シミュレーション、広視野望遠鏡による超新星サーベイ)を紹介します。 また、超新星爆発のように突然現れる天体や、時間変動する天体を研究する天文学 – 時間軸天文学 – の最前線を紹介します。
連絡先
名前:廣田朋也

以上