2012.9.3-9.9

9月7日(金)16:00~17:00   国立天文台談話会   すばる棟1F 大セミナー室
Sep 7 Fri   NAOJ Seminar   Large Seminar Room, Subaru Bldg.

詳細は以下をご覧下さい。

9月7日(金)

キャンパス
三鷹
セミナー名
国立天文台談話会
臨時・定例の別
定例
日時
9月7日(金) 16:00-17:00
場所
大セミナー室
講演者
家 正則
所属
国立天文台TMT推進室
タイトル
「次世代超大型望遠鏡TMT計画
 Thirty Meter Telescope Project」
Abstract
国立天文台はすばる望遠鏡、ALMA望遠鏡に続く、基幹プロジェクトとしてハワイ島に日米加中印の五カ国国際協力科学事業として口径30mの光赤外線望遠鏡TMT(Thirty Meter Telescope)の建設実現を目指している。可視光から近赤外線領域で格段の高感度・高解像力を誇る汎用望遠鏡となる
TMTは、その科学目標として、1)太陽系外の第二の地球、生命の兆侯,2)ダークエネルギーの性質の解明,3)銀河の誕生と宇宙の夜明け を三本柱として掲げている。TMTは、492枚のセグメント鏡からなる軽量主鏡、コンパクトなベレー帽型ドーム、 ナスミス焦点に固定配置の観測装置に切り替え配光する第三鏡、レーザー ガイド星機能を備えた補償光学系など斬新だが着実な技術に根ざした 設計となっている。カリフォルニア工科大学とカリフォルニア大学が確保した3億ドルを原資と して計画の検討を進めてきたが、現在これに国立天文台、カナダ天文学大学 連合、中国国家天文台、インドTMT連携機構が参加意向を表明しており、 全米科学財団の参加を要請している。2014年建設開始、2021年ファーストライトを目指して、パートナーの役割分担 と予算獲得準備が進行中であるが、日本は望遠鏡本体構造の設計製作、主鏡 材の提供、主鏡研磨の一部および観測装置の一部製作を内容として25% 程度の貢献を目指している。TMT計画を巡る国際情勢や国内検討状況についてその概要を紹介する。
連絡先
名前:廣田朋也

以上