2024年度天文科学コース入試ガイダンスを開催

2024年5月25日(土)、天文科学コースの入試ガイダンスが開催されました。

前年度と同様にオンサイト、オンラインどちらにも対応するハイブリッド形式で開催しました。対面のほうが学生や教員の雰囲気が伝わりやすいと思われますが、遠方に住む学生にとってはやはりオンラインのほうが気軽に参加できるという側面があり、なるべく両方の利点を取り入れる形で開催しています。当日は三鷹キャンパスにて28名、オンラインから21名、合計49名が参加しました。

午前中には4名の講師によって星・惑星系の形成から、天の川銀河、遠方宇宙まで様々な分野の最先端の研究とその成果が紹介されました。参加者は天文科学コースで実際に行われている研究や開発を垣間見て、志望研究室や入学後の研究分野を考える良い機会になったことでしょう。

午後はいよいよメインの入試ガイダンスです。天文科学コースの詳しい紹介と、受験生最大の関心事、入学試験についてコース長が講演しました。入学試験問題の出題意図や過去の問題の傾向、勉強法などが紹介され、受験生にとっては非常に参考になったと思われます。その後、現役の総研大生からリアルな院生生活について紹介する講演があり、続いて、院生や教員と懇談をする時間が用意されました。懇談の時間が短いという声が出るほどの盛り上がりでした。最後に、先端技術センターの見学会があり、普段は見ることができない開発の現場を案内してもらえました。

多くの方々のご協力のおかげで、大きなトラブルなく無事に開催できたと思います。本ガイダンスに参加された学生の皆さんと国立天文台で共に研究できる日が来ることを心待ちにしています。

中西康一郎(総合研究大学院大学 先端学術院 天文科学コース)
滝脇知也(総合研究大学院大学 先端学術院 天文科学コース)

講演の様子:「VLBI 国際共同観測による超高解像度の天文学研究」(廣田 朋也 准教授)

懇談会の様子 :太陽・恒星・超新星