2020年度天文科学専攻入試ガイダンスを開催

天文科学専攻による入試ガイダンスが5月9日(土)に開催されました。例年では国立天文台三鷹キャンパスでの開催となりますが、今年は昨今の事情から、オンラインでの開催となりました。直接、面と向かって話ができないのは残念ではありましたが、一方どこからでも参加できるという手軽さもあってか、普段のガイダンスよりも若干多めの85名の参加がありました。

初めに5人の講師から国立天文台で行われている最前線の研究の紹介がありました。ALMAやすばる望遠鏡による最新の研究結果、さらには将来の30m望遠鏡(TMT)を用いたサイエンスの紹介まで、多くの目を引く写真が参加者の興味をかき立てたことと思います。観測的研究に加えて、観測装置そのものを作る現場の最前線や、大規模計算機を用いた理論シミュレーションの紹介もありました。サイエンステーマについても、遠方銀河から惑星形成、さらにはブラックホールと非常に多岐にわたり、国立天文台での研究を知っていただくいい機会になったと思います。

講演の後は、大学院での研究や大学院生活について教員や学生と懇談する時間を用意しました。普段であれば直接話ができるのですが、オンライン会議でこういった懇談がうまくいくのか、開催する側は非常に不安でした。参加者には複数のオンライン会議室を出入りするという負担をかけましたが、結果的に大きな混乱はなく、教員も参加者も懇談を楽しまれたようでした。

来年のガイダンスの頃にどういう状況になっているかはわかりませんが、天文科学専攻では今後も柔軟に対応し、総研大受験を考えている学生の皆さんに有益な情報をお届けしたいと考えています。

田中 賢幸(国立天文台ハワイ観測所 / 総研大物理科学研究科天文科学専攻)