2019年5月11日、国立天文台三鷹キャンパスにて、特別公開講座および総合研究大学院大学入試ガイダンスが行われました。本年度も学部1年生から社会人の方まで、総勢60名の方々がご来場いただきました。
特別公開講座では、国立天文台における天文学の最前線を中心に、青木 和光 准教授、竝木 則行 教授、石川 遼子 助教の3名の先生方から、それぞれの分野の研究をご講演いただきました。今年度は、宇宙探査やロケット実験等の最新の観測結果のご紹介があり、天文学における最先端技術について大変興味深いご講演をいただきました。講演後には、参加者から多くの質問も出て、天文学に対する大変熱心な姿勢に関心しました。
- 宇宙の初代星と銀河系形成~すばるとTMTの挑戦 (青木 和光 准教授)
- 「はやぶさ2」に見る小天体の姿 (竝木 則行 教授)
- 宇宙からみつめる -見えてきた新しい太陽の姿 (石川 遼子 助教)
第二部の総合研究大学院大学入試ガイダンスでは、副専攻長・教育委員長の関井 隆 准教授から総研大の入試についてご説明をいただき、富阪 幸治 教授から入試出題傾向についてご説明をいただきました。その後、在学生の竹村 英晃さんから総研大生の生活についてお話をお伺いました。
- 総研大入試ガイダンス (関井 隆 准教授)
- 入試出題傾向の解説 (富阪 幸治 教授)
第三部では、教員や院生との懇談会では、参加者が直接先生と話すことができ、講演では聞けなかった内容を伺うことができました。今年度は、ハワイ観測所に滞在中の先生相談ができるようにビデオ会議で接続しました。懇談会では、院生ブースも設置され、院試への勉強方法や院生生活についてなど、院生に直接聞くことができました。懇談会の後半には、希望者を対象に4D2Uシアターの見学と先端技術センターの見学が行われました。
- 懇談会 (その1)
- 懇談会 (その2)
- 懇談会 (その3)
参加してくださった皆様が国立天文台で研究されることを楽しみにしております。
文責:政井 崇帆(総合研究大学院大学 物理科学研究科 天文科学専攻)