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2023年度天文科学コース入試ガイダンスを開催

2023年5月20日(土)、天文科学コースの入試ガイダンスが開催されました。本年度から天文科学専攻から天文科学コースに組織が改変されています。

前年度と同様にオンサイト、オンラインどちらにも対応するハイブリッド形式でガイダンスを行いました。対面のほうが学生や教員の雰囲気が伝わりやすいと思われますが、遠方に住む学生にとってはやはりオンラインのほうが気軽に参加できるという側面があり、なるべく両方の利点を取り入れる形で開催しています。当日は三鷹キャンパスにて23名、オンラインから30名、合計53名が参加しました。

午前中には5名の講師によって太陽から遠方宇宙まで様々な分野の最先端の研究が紹介されました。中には打ち上げられたばかりのJWSTを用いた研究もありました。参加者は実際に行われている研究や開発を垣間見て志望研究室や入学後の研究分野を考える良い機会になったことでしょう。

午後はいよいよメインの入試ガイダンスです。出題意図や過去の問題の傾向、勉強法などが紹介され、受験生にとっては非常に参考になったと思われます。その後、現役の総研大生から院生生活について紹介があり、続いて、院生や教員と懇談をする時間が用意されました。懇談の時間が短いという声が出るほどの盛り上がりでした。最後に、先端技術センターの見学会があり、普段は見ることができない開発の現場を案内してもらえました。

多くの方々のご協力のおかげで、大きなトラブルなく無事に開催できたと思います。本ガイダンスに参加された学生の皆さんと国立天文台で共に研究できる日が来ることを心待ちにしています。

滝脇 知也(総合研究大学院大学 先端学術院 天文科学コース 准教授)

講演の様子:「太陽系外惑星の観測:惑星誕生から生命まで」(平野 照幸 准教授)

懇談会の様子:恒星、超新星爆発、GRB

2022年度春季 総合研究大学院大学 学位記授与式を開催 / 竹村英晃さんが物理科学研究科長賞を受賞しました

2023年3月24日(金)、2022年度春季 総合研究大学院大学 学位記授与式が葉山キャンパスにて執り行われました。

天文科学専攻からは、常田 佐久 専攻長・台長、指導教員 中村 文隆先生、
博士学位取得修了者の竹村英晃さんが出席いたしました。

竹村英晃さんは物理科学研究科長賞を受賞しました。

竹村英晃
・所属(受賞時):物理科学研究科 天文科学専攻
・学位論文題目:Study of Dense Core Property and Core Mass Function with Simulation and Observation Data to Reveal the Core Growth with observations

長谷川学長式辞
https://www.soken.ac.jp/news/2022/20230327_2.html

学位授与式 記念撮影

物理科学研究科長賞授賞式

物理科学研究科長と研究科学研究科長賞受賞者のみなさま

常田専攻長・台長、指導教員中村先生とともに。
竹村英晃さんおめでとうございます!

2022年度春季総研大物理科学研究科天文科学専攻修了式を開催いたしました

2023年3月22日(水)、2022年度春季総合研究大学院大学天文科学専攻の専攻修了式が執り行われました。

博士学位取得修了者は、竹村 英晃さん1名、修士学位取得者は、神原 永昌さん、杉森 加奈子さん、越坂 紫織さんの3名となります。

専攻長の常田台長、副専攻長の関井先生のお祝いのご挨拶ののち、1名の修了生、3名の修士学位取得者からご自身の研究の成果や今後の抱負についてお話いただきました。

本年度もCOVID-19感染拡大防止のためハイブリッド開催となりましたが、みなさんで集合写真を撮り祝福の中修了式を終えました。

常田 佐久 専攻長・台長からお祝いのメッセージ

関井 隆 副専攻長よりお祝いのメッセージ

みなさんで記念撮影
司会の小林秀行大学院教育副委員長や竝木 則行先生もご一緒に

指導教員の中村 文隆先生と竹村 英晃さん

神原 永昌さん

指導教員の田中 賢幸先生と杉森 加奈子さん

指導教員の小谷 隆行先生と越坂 紫織さん

正門で記念撮影
みなさまおめでとうございます!

2022年度 第13回 国立天文台・総研大天文科学専攻スプリングスクール 開催

国立天文台・総研大天文科学専攻スプリングスクールプログラムが2023年2月27日(月)―3月2日(木)に開催されました。これは、将来天文学研究を志す人材を育成するために、大学理工系学部3年または2年に在学する天文学研究に強い意欲を持つ学生を対象として、国立天文台の最先端研究に携わる研究者が天文学基礎の集中講義および体験学習を行うプログラムです。今年は、新型コロナウィルスの影響が収まりつつあったため、4年ぶりに対面(ただし、講義はオンライン接続可)で開催しました。

集中講義では、国立天文台の多様な分野からの9名の教員により、惑星形成、遠方銀河・銀河団、銀河考古学、星形成、ブラックホール、太陽物理学、差動回転円盤、重力波、装置開発について講義が行われ、日本全国から参加した合計37名の学部学生に、普段の大学の講義ではあまり触れない天文学の専門的な内容を学んでもらいました。

集中講義の他、「体験学習」を実施し、太陽から遠方宇宙までの様々なスケールの天体や天文現象についての研究を、解析実習や論文輪読などを通して体験してもらいました。また、二日目の午後には、4D2Uシアターと先端技術センターの施設見学が行われました。最終日の講義のあとには関井副専攻長から入試情報の説明がありました。

プログラム後のアンケートでは、「同志と呼べる友達が出来た」「やはり対面に尽きる」「同じ興味を持った学生との交流が非常に刺激になった」「かけがえのない時間となった」など、対面開催に対して大変ポジティブな意見が多かったことが印象的です。また、「研究者としての進路を考える上でとても有意義な情報を得ることができた」「リモートでの参加が快適であった」「貴重な体験ができた。参加してよかった。」など、前向きな感想をたくさんいただきました。

物理科学研究科 天文科学専攻 伊王野大介(国立天文台 TMTプロジェクト)、
鹿野良平(国立天文台 JASMINEプロジェクト)、大村優美子(国立天文台 研究推進課⼤学院係)

国立天文台大セミナー室で行われた講義の様子

参加者みなさんで記念撮影

2022年度第2回天文科学専攻入試ガイダンスを開催

2022年8月6日(土)に天文科学専攻による今年度2回目の入試ガイダンスが開催されました。

全国的な新型コロナウイルス感染症感染拡大の最中とであったため、オンラインのみの開催となってしまいました。当日は講演会、入試ガイダンス、懇談会というプログラム構成で、参加者は37名でした。

講演会では、天文科学専攻の教員に加えて、今春(2022年3月)に博士学位を取得して天文科学専攻を修了したばかりの若手研究者3名に講演していただきました。修了生の語る在学時の思い出や学生目線での具体的な研究活動の様子は、参加者にとって大学院生活をイメージすることに大いに役立ったのではないかと思います。

入試ガイダンスでは、日程、入学試験問題の出題傾向やその意図などについて、天文科学副専攻長から説明がありました。入学試験に関わる事項は多くの参加者にとっての主要な関心事であり、また今年度は例外的に日程が例年と異なる事情もあるため、参加者から多くの質問が寄せられていました。

教員や在学中の大学院生との懇談会は約2時間にわたって行われました。時間を目一杯活用して、教員と大学院生に様々な質問をしていた参加者もいました。

終了後に行った参加者アンケートへの回答には、入学試験に関する十分な情報が得られた、勉強に対する大きなモチベーションにつながった、などの声が寄せられました。ガイダンス開催の目的はある程度達成されたのではないかと胸をなでおろしています。

今回のガイダンスも講演者の皆様と多くの関係者のサポートのおかげで無事開催できました。この場を借りてお礼申し上げます。

中西 康一郎 (総合研究大学院大学 物理科学研究科 天文科学専攻)

本間 希樹 教授による講演を行いました