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サマーステューデントプログラム(夏の体験研究)について
大学理工系学部2年または3年に在学する学生(高等専門学校の同等学年に在学する者を含む)を対象として、国立天文台・総合研究大学院大学サマーステューデントプログラムを実施します。
このプログラムは大学理工系学部2年または3年に在学する天文学研究に強い意欲を持つ学生を対象とし、夏休みの期間、国立天文台各キャンパスに滞在し、指導教員に付いて研究を行うという取り組みです。天文学研究に強い意欲のある学生に研究の機会を設けることにより、将来、天文学研究を志向する有為の人材を育成することを目的とします。
2024年度 開催概要
目的
夏休みに天文学研究に強い意欲のある学生に研究の機会を設けることにより、将来、天文学研究を志向する有為の人材を育成することを目的とします。
対象
大学理工系学部2年生または3年生(高等専門学校の同等学年に在学する者を含む。)
受入について
今年度は対面型の指導を実施することを原則としますが、教員または学生が希望し、双方が同意した場合には、オンラインによる指導を可とします。対面の場合は、滞在に関わる旅費と滞在費を補助します。研究内容や指導の頻度については特に制限を設けません。
サマーステューデントプログラムでは受け入れ期間中(8月1日〜8月30日)の適当な時期に研究を行います。実際の研究実施期間は、採用決定後に各自が受入教員と打ち合わせて決めていただきます。
募集定員と期間
募集定員 | 期間 |
---|---|
10名程度 | 2024年8月1日(木)~8月30日(金) 2024年8月30日(金)は成果発表会 |
旅費支給額について
遠方の大学所属の方は、所属大学から国立天文台までの交通費・滞在中の宿泊費を規定に基づき補助します。なお、一定金額を超えた場合は、超過額につき自己負担が生じる可能性がありますのでご了承ください。また、原則として精算払い(プログラム終了後の振込)ですが、立替払いが困難な場合はお早目にご相談ください。
募集要項
サマーステューデントプログラムの募集要項はこちらからダウンロードできます。
指導プラン
サマーステューデントプログラムの各指導プランはこちらからダウンロードできます。
指導プランタイトル一覧
研究テーマ | 教員氏名 | 指導期間 | |
---|---|---|---|
1 | 超新星爆発の可視光探査観測、輻射輸送計算、または爆発的元素合成 | 冨永 望 |
8/5, 8/6 ,8/9-8/26, 8/29, 8/30 |
2 |
宇宙初期の理論研究 | 郡 和範 | 8/1 – 8/30 |
3 | 惑星形成円盤の輻射輸送シミュレーションとALMA観測との比較から探る惑星形成 | 片岡 章雅 | 8月中に2-3週間程度 |
4 | 天文シミュレーションで探る宇宙流体現象 | 岩崎 一成 | 8/1 – 8/30 |
5 | アルマ望遠鏡を用いた原始星ジェットの研究 | 髙橋 智子、 |
8/1 – 8/30 |
6 | Gamma-Ray Burst and Supernovae Ia cosmology with machine learning | Maria Giovanna DAINOTTI、 |
8/1 – 8/30 |
7 | The Galactic Anticentre Stellar Structure and its superposition to the Milky Way Warp | PAU Ramos、 |
8/1 - 8/16 |
8 | すばる大規模データによる遠方銀河団の探査 | 田中 賢幸、 |
8/1 - 8/30 |
9 | 超新星で探る恒星の最期の姿 | 守屋 尭 | 8/1-23のうちの2週間程度 |
10 | 重力波検出器KAGRAの高感度化に関する研究 | 麻生 洋一、 阿久津 智忠、 都丸 隆行、 高橋 竜太郎、 陳 たん |
8/1 - 8/30 |
11 | DYI a Receiver for 21 cm Hydrogen Line Detection | SHAN Wenlei | 8/5 - 8/30 |
12 | 小惑星リュウグウのアルベド再計算 | 竝木 則行 | 8/16 - 8/30 |
13 | 数値シミュレーションにより恒星の多様性の起源を解き明かす | 高橋 亘 | 8/1-8/30のうち2週間 |
14 | 小さな系外惑星の大気の分光特性と検出可能性 | 藤井 友香 | 8/5 –8/30の平日 |
15 | 超伝導検出器を用いたテラヘルツ強度干渉計の実験 | 松尾 宏 | 8/1 - 8/30 |
16 | すばる望遠鏡次世代補償光学開発に向けた基礎実験 | 美濃和 陽典、 大野 良人 |
8月中の3週間程度 |
17 | すばる望遠鏡を用いた近傍銀河考古学 | 岡本 桜子 | 8月中の3週間程度 |
18 | ミリ波からテラヘルツ波に渡る遠方宇宙観測のための観測装置開発 | 大島 泰 | 8/1 - 8/30 |
19 | 宇宙暗黒時代の中性水素21cm線グローバルシグナルの検出に向けた月面からの電波天文観測 | 井口 聖、 山崎 康正 |
8/1 - 8/30 |
20 | 初期宇宙の超高光度クエーサーにおける高密度アウトフローの探査 | 泉 拓磨 | 8月13日 - 8月30日。ただし、これ以前にオンラインで基礎知識の簡単なレクチャーを行なう。 |
21 | アルマ望遠鏡を用いた近傍星形成銀河の分子雲の性質の研究 | 原田 ななせ | 8/13-8/30のうちの2週間(都合がつかない場合応相談) |
22 | 星・惑星形成領域における有機分子生成とアルマ観測 | 野村 英子 | 8/1 - 8/30 |
23 | 宇宙望遠鏡搭載を目指した赤外線天文観測装置の開発 | 和田 武彦 | 8/1-8/30 |
24 | 太陽コロナX線集光撮像分光観測(X線光子計測)データを用いた研究 | 成影 典之 | 8月1日〜23日 |
25 | アルマ望遠鏡データで探る活動銀河核 | 永井 洋、 中西 康一郎 |
8月の1か月間の平日 |
※指導教員の詳細は教員一覧をご参照ください。
申込方法
本プログラムへの参加を希望される方は、サマーステューデント指導プランを参考に希望受入教員を決定の後、こちらの Web Form からお申込みください。また、所属大学指導教員に推薦書の作成を依頼し、指導教員に直接アップロードしてもらってください。アップロード先は、申請フォームに記載されています。
採否は7月初旬に、参加申込書に記載された連絡先へ電子メールで通知します。
推薦書(様式) ダウンロード
応募締切
2024年6月21日(金)
問い合わせ先
daigakuin[at]nao.ac.jp ([at]を@に変更してください)