総合研究大学院大学天文科学コース

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鵜澤 佳徳(うざわ よしのり、UZAWA Yoshinori)

職名

  • 教授

研究内容の紹介

  • ミリ波からテラヘルツ帯での超低雑音・広帯域電磁波検出技術の基盤研究を行っている。ALMA望遠鏡で実現されたヘテロダイン検出技術による高解像度・高画質・高感度性能をさらに発展させ、テラヘルツ帯高感度受信機技術の開拓や、受信周波数帯域および中間周波数帯域の広帯域化等を目指している。また2次元アレイ受信機による観測視野の向上や、複数周波数同時観測など、次世代型受信機システムを見据えた研究も行っている。これらについて超伝導エレクトロニクス技術をベースに研究開発を進めている他、受信機を構成する誘電体材料等の高周波損失評価技術の研究も行っている。

略歴

  • 東京工業大学大学院総合理工学研究科修士課程修了後、通信総合研究所研究官・主任研究官、国立天文台准教授、情報通信研究機構室長を経て、現在国立天文台教授

専門分野

  • 超伝導エレクトロニクス、テラヘルツ工学

研究のキーワード

  • ミリ波、サブミリ波、テラヘルツ波、超伝導、ヘテロダイン受信機

現在の研究課題

  • テラヘルツ帯マルチバンド受信機の基盤技術の研究
    ミリ波・サブミリ波帯材料評価技術の研究
    SIS接合における量子論的周波数アップコンバージョン過程の探求と応用

所属学会

  • 応用物理学会

主要業績 (論文、著書)

  • Y. Uzawa, Z. Wang, and A. Kawakami, “Terahertz NbN/AlN/NbN mixers with Al/SiO/NbN microstrip tuning circuits,” Appl. Phys. Lett. 73, 680 (1998).
  • Y. Uzawa and Z. Wang, “Coherent Multiple Charge Transfer in a Superconducting NbN Tunnel Junctions,” Phys. Rev. Lett. 95, 017002 (2005).
  • Y. Uzawa, Y. Fujii, A. Gonzalez, K. Kaneko, M. Kroug, T. Kojima, K. Kuroiwa, A. Miyachi, S. Saito, K. Makise, Z. Wang, and S. Asayama, “Development and testing of Band 10 receivers for the ALMA project,” Physica C 494, 189 (2013).

最近の研究業績

a) 編著書
b) 論文等
  • Y. Uzawa, T. Kojima, W. Shan, A. Gonzalez, and M. Kroug, “Investigation of SIS up-converters for use in multi-pixel receivers,” J. Low Temp. Phys., DOI 10.1007/s10909-018-1874-7 (2018).
  • Y. Uzawa, M. Kroug, T. Kojima, K. Makise, A. Gonzalez, S. Saito, Y. Fujii, K. Kaneko, H. Terai, Z. Wang, “Design of Terahertz SIS Mixers Using Nb/AlN/Nb Junctions Integrated With All-NbTiN Tuning Circuits,” IEEE Trans. Appl. Supercond. 27, 1500705 (2017).
  • Y. Uzawa, Y. Fujii, A. Gonzalez, K. Kaneko, M. Kroug, T. Kojima, A. Miyachi, K. Makise, S. Saito, H. Terai, and Z. Wang, “Tuning circuit material for mass-produced Terahertz SIS receivers”, IEEE Trans. Appl. Supercond. 25, 2401005 (2015).
c) 新聞記事(インタビュー)
d) 雑誌(インタビュー含む、対談、その他)

台外活動(大学教育、社会活動、アウトリーチ等)

  • ・テラヘルツテクノロジーフォーラム評議員
    ・テラヘルツシステム応用協議会監査役
    ・総務省電波資源拡大のための研究開発・300GHz帯測定技術研究開発運営委員会委員

代表者を務めた研究・プロジェクト

  • ・窒化ニオブを用いたテラヘルツ帯高感度SIS受信機の開発
    ・ALMAバンド4および10受信機の開発・製造
    ・量子雑音限界を目指した高感度テラヘルツ検出器の研究

関連ホームページ

連絡先

  • y.uzawa[at]nao.ac.jp
    ([at]を@に変更してください)

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