齋藤 正雄(さいとう まさお、Saito Masao)
職名
研究内容の紹介
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星の誕生とひとくちにいいますが、その本質に迫るには高分解能で星近傍のガ
スや塵の分布や運動を見ることが必須です。そのために赤外から電波までの高
分解能観測を行っています。また将来的に研究を発展させるため現在建設予定
のTMT望遠鏡の設計にもたずさわっています。
同時に銀河系の外縁部での星形成にも興味を持っています。外縁部は太陽近傍
と違い金属量が少ない、近傍に大質量星がすくないなど特異な領域です。この
ような領域の赤外線観測によって宇宙のさまざまな場所で起こっている多様な
星形成の理解につながります。
略歴
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東京大学大学院理学系研究科天文専攻博士課程修了後、ハーバード=スミソニアン
天体物理研究センター研究員、国立天文台電波部助教、准教授を経て、現在国立天
文台光赤外研究部教授
専門分野
研究のキーワード
現在の研究課題
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低質量星原始星の高分解能観測、銀河系外縁部の星形成
所属学会
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日本天文学会、日本惑星科学会、生命の起原および進化学会
主要業績 (論文、著書)
- "Aperture Synthesis 12CO and 13CO Observations of DM Tauri: 350 AU Radius Circumstellar Gas Disk" Saito, M., Kawabe, R., Ishiguro, M., Miyama, S. M., Hayashi, M., Handa, T., Kitamura, Y., and Omodaka, T. 1995, Ap.J., 453, 384
- "The initial conditions for formation of low-mass stars: Kinematics and Density Structure of the Protostellar Envelope in B335" Saito, M., Sunada, K., Kawabe, R., Kitamura, Y., and Hirano, N. 1999, ApJ, 518, 334
- “An H13CO+ Survey for Dense Envelopes around Low-Mass Embedded Sources in Taurus”, Saito, M., Kawabe, R., Kitamura, Y., and Sunada, K. 2001, ApJ, 547, 840
- "The Soul of Lupus with ALMA (SOLA) Project Overview", Saito, M. et al. 2015, in Revolution in Astronomy with ALMA: The Third Year.
ASP Conference Series Vol. 499, p.215
最近の研究業績
- a) 編著書
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- b) 論文等
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- From clouds to cores” in “Star Formation at High Angular Resolution” IAU Symposium 221, Eds: M. Burton, R. Jayawardhana, T. Bourke, p.29
- c) 新聞記事(インタビュー)
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- d) 雑誌(インタビュー含む、対談、その他)
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台外活動(大学教育、社会活動、アウトリーチ等)
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大阪府立大学非常勤講師
山梨大学非常勤講師
北海道大学非常勤講師
代表者を務めた研究・プロジェクト
- SOLA(Soul of Lupus with ALMA)
関連ホームページ
連絡先
- masao.saito[at]nao.ac.jp
([at]を@に変更してください)