櫛引　洸佑（くしびき　こうすけ、KUSHIBIKI, Kosuke)

職名

• 助教

研究内容の紹介

• すばる望遠鏡などの大型望遠鏡に取りつける可視赤外線の観測装置開発を行っています。特にすばる望遠鏡の近赤外線観測装置であるULTIMATE-Subaru Wide Field Imager (WFI)の開発によって、銀河形成進化の解明を目指します。ULTIMATE-Subaruでは広い視野と補償光学によって達成される高い空間分解能によって、遠方銀河を空間分解し内部構造に迫ることや近傍銀河を個々の星にまで分解しより詳細に探ることが可能になります。ULTIMATE-Subaru WFIでは様々な波長を観測するフィルタを豊富に搭載することで、系外銀河研究に限らず様々な観測を実行することができます。
  ULTIMATE-Subaru WFIの開発に加えて、2次元の視野を一度に分光することができる面分光装置の開発にも携わっています。特に、超精密切削加工という技術によって開発する金属のイメージスライサーを用いた近赤外線面分光装置の開発を進めています。

略歴・学位

2023年3月 東京大学大学院理学系研究科天文学専攻博士課程修了 博士（理学）
2023年4月 東京大学大学院理学系研究科附属天文学教育研究センター 特任研究員
2025年1月 国立天文台先端技術センター 助教

専門分野

• 観測装置開発、銀河天文学

研究のキーワード

• 観測装置開発、赤外線、面分光、近傍銀河

現在の研究課題

• すばる望遠鏡 近赤外線広視野撮像装置 ULTIMATE-Subaru Wide Field Imager (WFI)の開発

所属学会

• 日本天文学会

主要業績　（論文、著書）

• Kushibiki et al. 2024, “Development of a near-infrared wide-field integral field unit by ultra-precision diamond cutting”, JATIS, 10(1) 015004.
• Kushibiki et al. 2022, “Development status of a near-infrared integral field unit SWIMS-IFU”, Proc. of SPIE, 12188, 121882V.
• Kushibiki et al. 2020, “Fabrication of mirror arrays with an ultra-precision cutting technique for a near-infrared integral field unit SWIMS-IFU”, Proc. of SPIE, 11451, 114512Y.

最近の研究業績

a) 編著書

b) 論文等

• Kushibiki et al. 2024, “Development of a near-infrared wide-field integral field unit by ultra-precision diamond cutting”, JATIS, 10(1) 015004.
• Kushibiki et al. 2022, “Development status of a near-infrared integral field unit SWIMS-IFU”, Proc. of SPIE, 12188, 121882V.
• Kushibiki et al. 2020, “Fabrication of mirror arrays with an ultra-precision cutting technique for a near-infrared integral field unit SWIMS-IFU”, Proc. of SPIE, 11451, 114512Y.　

c) 新聞記事（インタビュー）

d) 雑誌（インタビュー含む、対談、その他）

• 「近赤外線面分光ユニットSWIMS-IFU の開発」, 砥粒加工学会誌 66巻12号680, 本原顕太郎, 櫛引洸佑 (2022年)

台外活動（大学教育、社会活動、アウトリーチ等）

代表をつとめた研究・プロジェクト

• 科研費 特別研究員奨励費(DC1), 2020-2022年度,「面分光ユニットSWIMS-IFUの開発とそれを用いた近傍LIRGの観測的研究」

Webページ

メールアドレス

• kosuke.kushibiki[at]nao.ac.jp
  （[at]を@に変更してください）