総合研究大学院大学天文科学コース

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渡部 潤一(わたなべ じゅんいち、WATANABE JUNICHI)

職名

  • 教授

研究内容の紹介

  • 太陽系小天体(彗星、流星、小惑星、太陽系外縁天体)の観測的研究。主に可視光・赤外線を用いた撮像分光観測によって、これらの天体の観測により、その起源と進化を追いかける。最近では、彗星の物理進化を流星群活動から解明していこうとしている。一方、最新の天文学の成果を講演、執筆、メディア出演などで社会に伝える活動を行いつつ、ニュースソースと報道の関係も研究しつつある。

略歴

  • 1960年 福島県会津若松市生まれ。
    1979年 福島県立会津高等学校卒。
    1983年 東京大学理学部天文学科卒。
    1987年 東京大学大学院理学系研究科天文学専門課程博士課程中退、東京大学東京天文台助手。
    1988年 東京大学より理学博士。国立天文台・光学赤外線天文学研究系・助手。
    1994年 国立天文台広報普及室長を兼務(03年まで)。
    1998年 国立天文台天文情報公開センター助教授
    2005年 国立天文台天文情報センター広報室長
    2006年 国立天文台天文情報センター長、現在に至る

専門分野

  • 惑星科学。太陽系天文学。

研究のキーワード

  • 太陽系小天体、彗星、流星、小惑星、太陽系外縁天体、準惑星、衛星。

現在の研究課題

  • 彗星の物理進化、流星と彗星の母天体の関連の解明

所属学会

  • 日本天文学会、日本惑星科学会

主要業績 (論文、著書)

  • 「太陽系の果てを探る —第十惑星はあるのか?−」(東京大学出版、布施哲治氏と共著、2004)
  • "Rotational Motion of the Nucleus of Comet P/Halley" J.Watanabe, Pub. Astron. Soc. Japan, Vol.41, 897-918(1989)
  • "Near-IR Observation of Cometary Impacts to Jupiter:Brightness Variation of the Impact Plume of Fragment K" J. Watanabe, T. Yamashita, H. Hasegawa, et al. Pub. Astron. Soc. Japan, Vol. 47, L21-L24(1995)
  • "HD TV Observation of the Strong Activity of the Giacobinid Meteor Shower in 1998" J. Watanabe, S. Abe, M. Takanashi, et al. Geophys. Res. Letters, Vol. 26, 1117-1120(1999)
  • "Heliocentric Dependence of the Sodium Emission of Comet 153P/Ikeya-Zhang" Watanabe, J., Kawakita, H., Furusho, R., Fujii, M., Astrophysical Journal, Volume 585, Issue 2, L159-L162(2003)
  • "Meteoroide Clusters in Leonids: Evidence of Fragmentation in Space" Watanabe, J., Tabe, I., Hasegawa, H., et al., Pub. Astron. Soc. Japan, Vol.55, No.3, pp. L23-L26(2003)

最近の研究業績

a) 編著書
無数
b) 論文等
多数
c) 新聞記事(インタビュー)
無数
d) 雑誌(インタビュー含む、対談、その他)
無数

台外活動(大学教育、社会活動、アウトリーチ等)

  • 多数のメディア出演、一般講演を行っている他、国立天文台での記者発表については指導的役割を果たしている。

代表者を務めた研究・プロジェクト

  • 太陽系外縁部小天体の観測的研究プロジェクト
    しし座流星群国際プロジェクトなど

関連ホームページ

連絡先

  • jun.watanabe[at]nao.ac.jp
    ([at]を@に変更してください)

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