修了要件

博士課程を修了するためには、以下の要件を満たさなければなりません。

５年の課程に在学する者

• 本学に5年以上（休学期間を除く）在学すること。
• 先端学術院の履修規程に定める単位数以上を修得すること。
• 指導教員から必要な研究指導を受けた上、博士論文の審査及び試験に合格すること。
• 所定の学費等を納めていること（授業料等免除者を除く）。

後期３年の課程に在学する者

• 本学に3年以上（休学期間を除く）在学すること。
• 先端学術院の履修規程に定める所定の単位数以上を修得すること。
• 指導教員から必要な研究指導を受けた上、博士論文の審査及び試験に合格すること。
• 所定の学費等を納めていること（授業料等免除者を除く）。

詳細は、入学年度の学生便覧を参照してください。

修了に必要な単位数

課程を修了するために先端学術院天文科学コースが定める必要な単位数は以下のとおりです。
※天文科学コースにおける留意点について、こちら もご覧ください。

	単位	要件
5年課程	42	先端学術院特別研究IA~VBの20単位を含む42単位以上
３年課程	16	先端学術院特別研究IIIA~VBの12単位を含む16単位以上

博士論文・修士論文の評価基準（2016年度より適用）

博士論文の評価基準

• 天文学および関連する分野の観測的・理論的・開発的研究であること
• 当該分野において独創的で、新たな知見を付け加える研究であること
• 単独で遂行した研究であること（但し主たる寄与をした場合に限り複数による研究でも可とする。）
• 学位論文の研究が、査読のある欧文学術雑誌に、主著者で発表されているか、学位授与後１年以内に発表されること

　なお、学位審査において研究遂行能力が備わっていることを客観的に保証するため、天文科学コースにおいては、学術論文1編（内容は博士論文に含まれるものでも、そうでなくてもよい）が出版済であることを要件としている。

• この学術論文は、主著である、出版済み、査読論文であり、学位審査申請時 に1 編以上があることを原則必要とする。申請者はこの学術論文の写しを参考論文として添付するものとする。
• 申請者は、予備審査申請時には、この学術論文の写しを添付するものとする。ただし、 この学術論文がいまだ掲載決定に至っていない場合は、当該学術論文の投稿済み原稿であってもよいものとする。
• 前２項において、研究が特許出願に関係する内容等であるなど、これによりがたい場合は別途理由書を提出し、コース長の許可を得なければならない。
• 第 2 項において著者がA,B,C 順であるなど、申請者が主著者であることがただちに明らかでないときは、複数の共著者からの証明を付すものとする。

修士論文（研究中間レポート）の評価基準

• 天文学および関連する分野の観測的・理論的・開発的研究であること
• 当該分野において独創的で、新たな知見を付け加える研究であること
• 単独で遂行した研究であること（但し主たる寄与をした場合に限り複数による研究でも 可とする。）
• 査読のある学術雑誌（邦文・英文）に投稿できるレベルであること

　なお、天文科学コースにおいて研究中間レポートの試験に合格し、修士学位取得資格者認定を受けたものが所定の年限（2年）以上在学し、必要単位を取得した後退学する場合、修士学位を申請することができる。

在学年限・長期履修

以下の在学年限を（休学期間を除く）超えて在学することはできません。

通常

• ５年課程：８年　（休学年限2年）
• ３年課程：５年　（休学年限2年）

長期履修

総研大には、以下のいずれかに該当し、通常（フルタイム）の学生としての修学が困難である場合に、標準の修業年限を変更して一定の期間にわたり計画的な課程の長期履修を認める制度があります。適用には、事前の申請が必要ですので詳細は葉山本部・教務係もしくは基盤機関のコース担当係にお問い合わせください。

　

＜適用要件＞

• 有職者（自営・正規雇用・臨時雇用の別は問わない。ただし本学および基盤機関に雇用されているものを除く）
• 家事、育児、介護などの事情があるもの
• その他やむを得ない事情があるとコース長がみとめるもの

長期履修の修業年限（申請により個別に設定）および在学年限は以下の通りです。

• ５年課程：修業年限５～８年、在学年限８年（休学年限2年）
• ３年課程：修業年限３～５年、在学年限５年（休学年限2年）

その他

• 先端学術院の各コースで授与される学位に付記するコース分野の種類については、「学位（総研大本部）」を参照してください。
• 所属するコース以外の他コースの授業科目を履修することもできます。
• 在学年限に達し、いわゆる「単位取得退学」を希望する場合は、退学願を提出する必要があります。
• 所属コースにおいて「優れた研究業績をあげた者」と認められた場合は、在学期間を短縮して修了することができます。詳細は、各基盤機関のコース担当係又は葉山本部・教務係まで問い合わせてください。

問合せ先

総合研究大学院大学　学務課 教務係
TEL：046-858-1523