総合研究大学院大学天文科学専攻

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福島 登志夫(ふくしま としお、Fukushima, Toshio)

職種

  • 天文情報センター教授

研究内容の紹介

  • マイクロ秒角度レベルの天文座標系の実現可能性や天体の長期間軌道安定性など、宇宙における物体の位置や運動の研究を専門とする(位置天文学、天体力学および宇宙測地学を包含する広い意味での)基本天文学における理論的諸課題を、一般相対論的枠組みや超高精度数値積分法あるいは新種の正準変換など物理学的概念と数学的技法を駆使して解明していきます。理論的研究はとかく机上の空論に陥りやすいので、常に現実および近未来の観測手段の特質・精度・データ量などを把握し、実データに基づく解析や予測さらにはパラメータ推定からモデル構築にいたるまでの全プロセスを取り扱います。研究の基本スタイルは、他人が気づいていないあるいは試みないアプローチを開拓し、新しい理論や解析法など新手法を開発することによって、実際のデータあるいは標準的なテスト問題への応用を試み、既存の結果や手法に対する新規性・優越性を示すというものです。学問のコスト性能比は未開拓分野ほど高いので、いったん初期成果が出れば、後の発展は他人に任せて別分野に転向するのが通例です。

略歴

  • 東京大学大学院理学系研究科修士課程天文学専攻修了、海上保安庁水路部調査官付、同調査官、運輸省運輸政策局専門官、海上保安庁水路部主任調査官、国立天文台位置天文・天体力学研究系助教授、同天文情報公開センター教授を歴任

専門分野

  • 天体力学、位置天文学、測地学、一般相対論、数値解析

研究のキーワード

  • 「他人のやらないことをする」「神は微細に宿る」「目標は手段を選ばず」

現在の研究課題

  • 軌道運動・自転運動の高速高精度数値積分手法の開発

所属学会

  • 日本天文学会、日本測地学会、情報処理学会、国際天文学連合

主要業績 (論文、著書)

  • T. Fukushima, 2003, “Efficient Orbit Integration by Scaling for Kepler Energy Consistency”, Astron. J., 126, 1097-1111
  • T. Fukushima, 2003, “New Precession Formula”, Astron. J., 126, 494-534
  • T. Fukushima, 1997, “Picard Iteration Method, Chebyshev Polynomial Approximation, and Global Numerical Integration of Dynamical Motions”, Astron. J., 126, 1909-1914
  • T. Fukushima, 1995, “Time Ephemeris”, Astron. Astrophys., 294, 895-906
  • T. Fukushima, 1991, “Geodesic Nutation”, Astron. Astrophys., 244, L11-L12
  • T. Fukushima et al., 1986, “A System of Astronomical Constants in the Post-Newtonian Framework”, Celest. Mech., 36, 215-230

最近の研究業績

a) 編著書
  • 福島登志夫、2003、天文の事典、第5章第2節「万有引力の発見」、磯部他編、朝倉書店
b) 論文等
  • T. Fukushima, 2007, “New Two-Body Regularization”, Astron. J., 133, 1-10
c) 新聞記事(インタビュー)
d) 雑誌(インタビュー含む、対談、その他)

台外活動(大学教育、社会活動、アウトリーチ等)

  • 大学院教育:東京大学大学院教授(併任、理学系研究科天文学専攻)
    大学教育:東京大学理学部講義「位置天文学」、昭和女子大学総合教育センター講義「天文学」「天文学II重力の謎」
    研究行政:文部科学省研究振興局科学官、日本学術会議連携会員(第3部)
    学会等活動:国際天文学連合第4委員会(暦)委員長、日本測地学会評議員、天文学振興財団理事

代表者を務めた研究・プロジェクト

  • 2000-2003, 科学研究費補助金「歳差・章動の数値理論に関する研究」

関連ホームページ

連絡先

  • Toshio.Fukushima[at]nao.ac.jp
    ([at]を@に変更してください)

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