総合研究大学院大学天文科学専攻

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郷田 直輝(ごうだ なおてる、Gouda, Naoteru)

職種

  • 教授

研究内容の紹介

  •  現在まで主に、宇宙論及び銀河の緩和過程と力学構造に関する理論的研究を行ってきた。その際、実際の観測結果と照らして、具体的な宇宙モデルの考察や検討も行ってきたが、宇宙現象を解明する上で、それらと密接に関わる物理的基礎過程の解析も重要視して行ってきた。具体的には、宇宙背景輻射の非等方性(温度ゆらぎ)の解析とそれを用いた宇宙の大構造形成モデルの制限、カタストロフィー理論や相似則を用いた膨張宇宙における密度ゆらぎの非線形成長の解析、準解析的手法による銀河の形成・進化の解析、自己重力多体系における非線形・非平衡現象の解析である。
     さらに現在では、銀河系の力学構想や形成・進化の研究のため、高精度位置天文観測手法の考察、赤外線位置天文観測衛星(JASMINE)計画の検討、開発も行っている。

略歴

  • 京都大学大学院理学研究科博士課程修了。京都大学理学部助手、大阪大学理学部助教授、大阪大学大学院理学研究科助教授、国立天文台位置天文・天体力学研究系教授を経て、2004年度より国立天文台JASMINE検討室教授(室長)。

専門分野

  • 宇宙の構造形成、銀河の力学構造、高精度位置天文観測

研究のキーワード

  • 位置天文学,銀河系,宇宙論,銀河形成

現在の研究課題

  • 銀河の形成・進化の解析及び自己重力多体系の緩和過程やカオス的遍歴現象、銀河の力学構造の解析(特に、星の3次元的位置や運動情報から、銀河内の全重力物質がつくる重力ポテンシャル分布や位相分布関数を構築する手法の開発)を行っている。さらに、実際に銀河系のバルジ構造内の星の距離や運動を高精度で測定できる赤外線位置天文観測衛星(JASMINE)計画を推進中である。

所属学会

  • 日本天文学会、国際天文学連合(IAU)、日本物理学会、日本数理生物学会

主要業績 (論文、著書)

  • Gouda, Naoteru; Sugiyama, Naoshi; Sasaki, Misao Large Angle Anisotropy of the Cosmic Microwave Background in an Open Universe, Progress of Theoretical Physics, 80, 1023(1991)
  • Sugiyama, Naoshi; Gouda ,Naoteru Perturbations of the Cosmic Microwave Background Radiation and Structure Formations Formations, Progress of Theoretical Physics, 80, 803(1992)
  • Yano, Taihei; Nagashima, Masahiro; Gouda, Naoteru Limitations of the Press-Schechter Formalism, Astrophysical Journal, 466, 1(1996)
  • Tsuchiya, Toshio; Gouda, Naoteru; Tetuo Konishi Relaxation processes in one-dimensional self-gravitating many-body systems,Physical Review E, 53, 2210(1996)
  • Nagashima, Masahiro; Yoshii, Yuzuru; Totani, Tomonori; Gouda, Naoteru, Galaxy Number Counts in the Subaru Deep Field: Multiband Analysis in a Hierarchical Galaxy Formation Model, Astrophysical Journal, 578, 675(2002)
  • Nagashima, Masahiro; Yahagi, Hideki; Enoki, Motohiro; Yoshii, Yuzuru; Gouda, Naoteru, Numerical Galaxy Catalog. I. A Semianalytic Model of Galaxy Formation with N-Body Simulations, Astrophysical Journal, 634, 26(2005)

最近の研究業績

a) 編著書
  • 『宇宙旅行ガイド 140億光年の旅』、丸善(2006年出版)、共著での執筆(第14章担当)
  • シリーズ現代の天文学第1巻『人類の住む宇宙』、日本評論社(2007年出版)、共著での執筆(第2.4節担当)
  • シリーズ現代の天文学第4巻『銀河I』、日本評論社(2007年出版)、共著での執筆(第6.1節担当)
  • シリーズ現代の天文学第11巻『天体物理学の基礎I』、日本評論社(2009年出版)、共著での執筆(第1.3節担当)
  • 『天の川銀河の地図をえがく』、旬報社(2009年出版)
b) 論文等
  • Gouda, Naoteru; et al.JASMINE: Japan Astrometry Satellite Mission for INfrared Exploration Transits of Venus: New Views of the Solar System and Galaxy, Proceedings of IAU Colloquium #196, held 7-11 June, 2004 in Preston, U.K.. Edited by D.W. Kurtz. Cambridge: Cambridge University Press, p.455-468
  • Yano, Taihei; Araki, Hiroshi; Gouda, Naoteru,; et al CCD Centroiding Experiment for Correcting a Distorted Image on the Focal Plane, The Publications of the Astronomical Society of the Pacific, Volume 118, Issue 848, pp. 1448-1454(2006)
  • Gouda, Naoteru; JASMINE working group, JASMINE: Infrared Space Astrometry Mission, Transcations of the Japan Society for Aeronautical and Space Science, Aerospace Technology Japan, 8(No.ists27), To.4.7(2010)
c) 新聞記事(インタビュー)
  • 2005 「天の川正確な地図作り 欧米に続き、日本も打ち上げ検討」『朝日新聞』、8月26日 夕刊
  • 2009 「”銀河系の秘境”観測」『しんぶん赤旗』、11月29日
  • 2010 「世界2例目の星観測衛星 来年8月打ち上げ」『毎日新聞』、4月13日
  • 2010 「超小型衛星で星の地図作製」『日本経済新聞』、4月13日
  • 2010 「50センチ大の衛星打ち上げへ」『朝日新聞』、4月16日
  • 2011「星の位置測り宇宙探る」『朝日小学生新聞』、1月3日
d) 雑誌(インタビュー含む、対談、その他)
  • 2005 「見えない物質『ダークマター』は、どのように存在するか?」『ニュートン』1月号,pp.52-53. (株)ニュートンプレス
  • 2005 「全宇宙鉄道路線ガイド第14回 始源の刻:3K放射, 宇宙論」『パリティ』6月号, pp.66-70. 丸善
  • 2010「天体までの距離のはかり方」『ニュートン』4月号,pp.66-75. (株)ニュートンプレス

台外活動(大学教育、社会活動、アウトリーチ等)

  • 東京大学大学院教授(2010年度-)、鹿児島大学客員教授(2003年度-2010年度)、日本天文学会評議員(2006-2009)、日本天文学会理事(2001-2004)、JAXA宇宙科学研究本部宇宙理学委員(2005年度-2006年度)、日本宇宙フォーラム等主催衛星設計コンテスト実行委員(日本天文学会より委託:2007-2010)

代表者を務めた研究・プロジェクト

  • JASMINE(赤外線位置天文観測衛星)計画(現在、JASMINE検討室長)

関連ホームページ

連絡先

  • naoteru.gouda[at]nao.ac.jp
    ([at]を@に変更してください)

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