総合研究大学院大学天文科学専攻

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髙橋 智子(たかはしさとこ、SATOKO TAKAHASHI)

職種

  • 助教

研究内容の紹介

  • 大部分の恒星は、分子雲中で星団として形成されることが分かっているため、その理解は星形成の一般描像を理解する上で不可欠です。星形成の母体となる分子雲はフィラメント状構造をしており、それらが階層的に分裂、収縮、する事で分子雲コアが形成され、星形成が始まることが分かっています。 この分裂過程には、ガスの熱運動、磁場、乱流の散逸等のバランスが寄与していると考えられています。さらに、最近の研究からはファイバー状に繋がったフィラメント間で物質降着があり、それらが集結するハブ(フィラメントの結合部分)で重い星が形成される事が示唆されています。 私の興味は、分子雲スケールで広がる大局的構造が最終的にどのように個々の星形成の形成・進化に寄与し、最終的な星団内のコア質量・空間分布を決めるのかという事です。観測的側面からの理解を目指し、原始星の形成母体となる低温・高密度のガス(分子雲、分子雲コア)の観測を、それらに感度のあるミリ波、サブミリ波帯の望遠鏡を用いて行っています。

略歴

  • 日本学術振興会特別研究員 (DC2・国立天文台; 2005-2007年)
    総合研究大学院大学物理科学研究科天文科学専攻・理学博士 (2007年)
    台湾中央研究院 天文及天体物理学研究所 博士後研究員 (2007-2012年)
    台湾中央研究院 天文及天体物理学研究所 サポート・アストロノマー (2013年)
    大学共同利用法人自然科学研究機構国立天文台 助教 (2013年5月より現職)

専門分野

  • ミリ波・サブミリ波天文学、星形成

研究のキーワード

  • ミリ波・サブミリ波観測、フィラメント状分子雲の分裂過程、原始星の形成と進化

現在の研究課題

  • 主にミリ波、サブミリ波電波干渉計(チリ、アタカマのALMAやハワイ、マウナケアのSMA)を用いて、分子雲の分裂過程および分子雲コアから原始星が形成される物理過程を観測的に研究しています(詳細は上記を参照下さい)。 また、現在は、チリ、サンチアゴにあるALMA合同観測所を拠点とし、オペレーション・アストロノマーとしてALMAの観測運用およびコミッショニングにも携わっています。 最近では、ALMA-Cycle 3で新しく実用化される高周波観測の実現に向けたテスト計画の取りまとめ等も行っています。

    *** 参考資料 ***
    http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/info/2014/0911post_561.html
    http://www.nao.ac.jp/contents/naoj-news/data/nao_news_0259.pdf

所属学会

  • 日本天文学会

主要業績 (論文、著書)

    * 本人が筆頭著書の論文のみリストアップしてあります。

  • Takahashi, S., Ohashi, N., and Bourke, L. T., “Direct Imaging of a Compact Molecular Outflow from a Very Low-luminosity Object”, 2013, Astrophysical Journal, 774, 20
  • Takahashi, S., Ho, P. T. P., Teixeira, P. A., Zapata, L. A., and Su, Y.-N., “Hierarchical Fragmentation of the Orion Molecular Filaments”, 2013, Astrophysical Journal, 763, 57
  • Takahashi, S., Saigo, K., Ho, P. T. P., and Tomida, K., “Spatially Resolving Substructures within the Massive Envelope around an Intermediate-mass Protostars: MMS 6/OMC-3”, Astrophysical Journal, 752, 10, 2012
  • Takahashi, S., and Ho, P. T. P., “The Discovery of the Youngest Molecular Outflow Associated with an Intermediate-mass Protostellar Core, MMS 6/OMC-3”, Astrophysical Journal Letters, 754, 10, 2012
  • Takahashi S., Ho, P.T.P., Tang, Y.-W., Kawabe, R., and Saito, M., “Evolutionary Status of Brightest and Youngest Source in the Orion Molecular Cloud -3 Region”, Astrophysical Journal, 704, 1459, 2009
  • Takahashi, S., Saito, M., Ohashi, N., Kusakabe, N., Takakuwa, S., Shimajiri, Y., Tamura, M., and Kawabe, R., “Millimete  and Submillimeter-wave Observations of the OMC-2/3 Region. III. An Extensive Survey for Molecular Outflows”, Astrophysical Journal, 688, 344, 2008
  • Takahashi, S., Saito, M., Takakuwa, S., and Kawabe, R., “Millimete and Submillimeter-wave Observations of the OMC-2/3 Region. I. Dispersing and Rotating Core around the Intermediate-Mass Protostars MMS 7”, Astrophysical Journal, 651, 933, 2006

最近の研究業績

a) 編著書
b) 論文等
上記【主要業績(論文、著書)】を参照してください。
c) 新聞記事(インタビュー)
d) 雑誌(インタビュー含む、対談、その他)

台外活動(大学教育、社会活動、アウトリーチ等)

代表者を務めた研究・プロジェクト

関連ホームページ

連絡先

  • satoko.takahashi[at]nao.ac.jp
    ([at]を@に変更してください)

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