総合研究大学院大学天文科学専攻

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相馬 充(そうま みつる、SOMA Mitsuru)

職種

  • 助教

研究内容の紹介

  • 星食解析による恒星基準座標系と力学基準座標系との結合および月縁地形の決定: 恒星の赤経・赤緯は現在 Hipparcos 星表が基準になっているが,固有運動に系統誤差が残っている可能性がある.これを調べるには,月による恒星の掩蔽(星食)を解析するのが最適である.また,月縁地形は日食の解析から太陽直径の変化を調べるのにも必要である.このためにも,星食観測が有用である.その他,小惑星や衛星による恒星の掩蔽の解析や衛星相互の食・掩蔽現象の予報計算等も行っている.
    古代日月食の解析による地球自転変動の検出: 地球の自転速度はさまざまな原因で変動している.そのことは,うるう秒の挿入頻度が変化していることからも,よくわかる.古代の地球の自転速度変動は古代の日月食の解析から明らかにできる.特に皆既または金環日食が見られた地点がわかると,その現象時刻がわからなくとも地球の自転角を特定できるので,そのような記録は特に重要である.

略歴

  • 東京大学理学部天文学科卒業
    東京大学大学院理学系研究科天文学専門課程博士課程終了(理学博士)
    東京大学東京天文台助手・国立天文台助手・主任研究員を経て,現在,国立天文台助教

専門分野

  • 位置天文学・歴史天文学

研究のキーワード

  • 日食・月食・星食・掩蔽・基本座標系・地球自転変動

現在の研究課題

  • 食解析による恒星固有運動システムの誤差と地球自転変動の決定

所属学会

  • 日本天文学会,国際掩蔽観測者協会

主要業績 (論文、著書)

  • 2006, (22) Kalliope and (22) Kalliope I, Central Bureau Electronic Telegram No. 732,733, IAU CBAT
  • 2004, ΔT and Tidal Acceleration of the Lunar Motion from Eclipses Observed at Plural Sites, Pub.Astron.Soc.Japan 56, 879-885
  • 2003,理科年表ジュニア第2版,丸善(共編)
  • 2003,理科年表Q&A,丸善(共編)
  • 1999, Limb Profiles of the Moon Obtained from Grazing Occultation Observations, Pub.Natl.Astron.Obs.Japan, 5, 99-119
  • 1993, Eclipses of Iapetus in 1993, Astron.Astrophys. 265, L21-L24
  • 1990, Transformation from FK4 system to FK5 system, Astron.Astrophys. 240, 150-158
  • 1987,惑星のリングはなぜあるのか,岩波書店(共訳)
  • 1985,An Analysis of Lunar Occultations in the Years 1955-1980 Using the New Lunar Ephemeris ELP2000, Celestial Mechanics 35, 45-88

最近の研究業績

a) 編著書
  • 2006,「歴史記録と現代科学」研究会集録(国立天文台)
b) 論文等
  • 2004,Units of Time in Ancient China and Japan, Publ.Astron.Sco.Japan 56, 887-904
c) 新聞記事(インタビュー)
  • 2004,「8惑星,太陽から近い順に配列」,朝日新聞2004年12月11日朝刊
d) 雑誌(インタビュー含む、対談、その他)
  • 2006,最新!J科学「読む天文学」,論座2006年9月号,朝日新聞社

台外活動(大学教育、社会活動、アウトリーチ等)

  • 国際天文学連合(IAU)第8委員会(位置天文学)運営委員
    国際掩蔽観測者協会(IOTA)接食部会委員長
    日本天文学会天体発見賞選考委員
    高校生天体観測ネットワーク観測アドバイザー

代表者を務めた研究・プロジェクト

  • 「過去2000年における地球自転速度の急激な変動の検出」平成17〜18年度科学研究費補助金(基盤研究(C))

関連ホームページ

連絡先

  • Mitsuru.Soma[at]nao.ac.jp
    ([at]を@に変更してください)

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